こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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今日は、アメリカ株投資とギャンブルの期待値を比較します。
※期待値:掛け金に対して、戻ってくる「見込み」の金額のこと。例えば、100円掛けて120円戻ってくる見込みなら120%となります。逆に75円しか戻ってこないなら75%となります。
先に、ギャンブルの期待値を一覧にします。
競馬 75%
競輪 75%
競艇 75%
宝くじ 45%
サッカーくじ 50%
パチンコ 80〜90%
軒並みマイナスですね。当たり前です。胴元が寺銭を抜いて、残りが分配されるシステムなのですから。
統計学上、競馬をすれば掛け金は75%になり返ってきます。競輪も競艇も同様です。宝くじなら45%、サッカーくじなら50%と半分しか返ってきません。パチンコで80〜90%です。ギャンブルはのめり込めばのめり込むほど損することになるのです。宝くじにいたっては、半分が胴元に抜かれて、残りが分配されるという意味です。半分だけですよ!統計学上は、宝くじよりパチンコする方がまだましという訳ですね。
期待値がマイナスだとは分かっていながら、なぜギャンブルするのか?僕okeydonは一切しないので、本当のところは分かりませんが、おそらく当たったときのリターンが大きいからだと思います。宝くじだと12億円ですから、その数字に夢を見るのでしょう。
けれども、ジャンボ宝くじ1等と前後賞の当選確率は、5,000,000分の1(500万分の1)と言われています。統計学上、これは限りなく0に近いと思います。少し分かりやすく例えますと、東京ドームの収容人数は5万5千人ですが、東京ドーム90個を満席にして、そこから1人が当選する、それが500万分の1です。
これで、ギャンブルがいかに無駄遣いになるか、統計学的に分かっていただけたと思います。
それでは、アメリカ株はどうか。このブログで何度も登場しているチャートに再び登場してもらいましょう。1980年以降のNYダウの長期チャートです。
(チャート引用:世界経済のネタ帳より)
NYダウは、このとおり、歴史的に見てずっと右肩あがりです。ときには、リーマンショックやITバブル崩壊などで下げつつも、高値更新をし続けています。これは、1896年のNYダウのスタートから123年間ずっとそうなのです。
古いデータは参考にあまりなりませんから、1980年以降だけに絞って分析します。NYダウは、1980年以降、年間リターンは平均で110.04%にもなります。
リターンを期待値に例えますと、110.04%(年間)です。投資はこれが毎年毎年複利でずっと増えていく計算になります。
複利がどれだけ凄いか、具体的に計算してみましょう。NYダウに100万円投資したとします。
スタート 100万円
1年後 110.04万円
2年後 121.08万円
3年後 133.24万円
4年後 146.62万円
5年後 161.34万円
6年後 177.54万円
7年後 195.36万円
8年後 214.98万円
9年後 236.56万円
10年後 260.31万円
100万円投資して放ったらかしで10年後に260万円になります。複利の力は絶大ですね。これがアメリカ投資の期待値です。ギャンブルとはずいぶん差がつきましたね。
さらに、毎年100万円ずつ積立投資すると、もっと凄い結果となります。
スタート 100万円(100万円)
1年後 210.04万円(200万円)
2年後 331.12万円(300万円)
3年後 464.37万円(400万円)
4年後 610.99万円(500万円)
5年後 772.34万円(600万円)
6年後 949.88万円(700万円)
7年後 1145.25万円(800万円)
8年後 1360.23万円(900万円)
9年後 1596.80万円(1000万円)
10年後 1757.12万円(1000万円)
※( )内は投資額累計
素晴らしい結果となりました。
これは所詮シミュレーションでしょうと指摘されるかもしれませんね。
ではもう一度、NYダウの長期チャートを見てみましょう。
(チャート引用:世界経済のネタ帳より)
いかがでしょうか?長期で見ればずっとプラスであることは、歴史が証明していると言えますね。
アメリカ企業は、世界中で儲けるシステムを構築しています。最先端技術、先行者利益、ブランド力などに支えられています。さらには、アメリカという国は、基軸通貨ドルを持ち、世界最強の軍事力も持っています。それらに裏付けられた、「期待値」なのです。投資は、丁半博打とは全く異なります。運の要素が皆無とは言いませんが、企業価値の裏付けがあるのです。
これでも、アメリカ株投資は、ギャンブルと同じでしょうか?!
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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