おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●金融庁による人生100年時代の指針案「高齢社会における資産形成・管理」、投資を推奨〜あなたは本当に70歳や80歳まで働きますか?〜

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。


5月22日に、金融庁が「高齢社会における資産形成・管理」と題した、人生100年時代に向けた資産寿命の伸ばし方について指針案をまとめました。

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190522/01.pdf


このことについて、朝日新聞が、5月23日付朝刊にてトップ記事で報道しています。

Yahoo!ニュース(朝日新聞)でも報道されています。こちら↓
人生100年時代の蓄えは? 年代別心構え、国が指針案(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース




指針案によりますと、
①長寿化していく。
②政府は、少子化、高齢化、未婚率の上昇などにより、年金支給額の維持は困難。
③企業は退職金給付額を減少させている。
④これまでのライフプランの標準モデルが成り立たない。
⑤国民に、自助努力を呼びかけ。
・・・となっています。


昨今、よく報道されていますが、年金だけしか収入のない高齢者世帯は、現状でも年金だけでは老後資金が足りず、3千万円ほどの金融資産が必要になると言われています。この指針案でも、現行で老後20年間1300万〜老後30年間2千万円が必要とされています。これが、人生100年時代となると、先ほどの①〜③を理由として、さらなる上積みが必要となる訳です。結構な額ですよね。それに対して、この指針案によりますと、現行の退職金は平均1700〜2千万円程度となっています。これだけの額を支給できない企業もありますし、そもそも退職金制度がある企業ばかりではないのが現実ですね。これでは老後資金が不足します。
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さらに、指針案を見ていますと・・・
①現役期に、長期、積立、分散投資を勧めています。そのなかで、アメリカ投資の有効性について触れています。
②リタイア期前後に、長い人生を見据えた、中長期的な資産運用の継続(長期・積立・分散 投資等)とその後の計画的な取崩しに向けて行動する、とあります。
③高齢期に、資産の計画的な取崩しを実行する、心身の衰えを見据えてマネープランを見直す(医療費、老人ホーム入居費等)、とあります。


また、報道では・・・
リタイア期前後に、もう少し長く働くことを検討することが示されています。その「もう少し」とされる年齢は70歳ごろとあります。


つまり、この指針案や報道をまとめると、人生100年時代は投資と70歳ごろまでの労働をミックスすることで自助努力しようということでしょう。逆に言えば、投資していても、70歳ごろまで労働することが基本モデルになるとも取れます。そうなると、投資しないケースは、自ずと80歳まで労働することも見えてきます。
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国は、こうして国民に はっきりと変化を求めています。国は国民に自助努力を求めて、その方法として「投資」をはっきりと勧めている訳です。アメリカ投資の有効性についても触れています。投資環境を整えるために、国も努力して、NISA、iDeCoなど制度を設けました。一般的に、投資にはまだネガティブなイメージが少なからずあるとは思います。しかし、国が勧めているとおり、投資は博打やギャンブルではありません。しっかりと金融リテラシーを身につけることで、資産を増やすことができます。投資しないで80歳まで労働することを否定はしません。しかしながら、本当に80歳まで働けるかどうかなんて、その歳になるまで分からないのです。これは70歳でもそうですね。いざその歳になったら、思うように身体が動かなかったり、思うように仕事が無かったりするかもしれません。そう考えると、むしろ、投資をしない人生が、お金と向き合わずに「なんとかなるよ」と何も考えない人生こそが、これからは博打、ギャンブルになってくるのではないでしょうか。


令和になったことを機に、人生100年時代のお金のあり方について、しっかりと考えてみましょう。
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今日も何事にも適温でまいりましょう。


関連記事です。
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今回発表された指針案にあるとおり、アメリカ株は強いですね。
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