こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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今日は、アメリカ企業上位100社の5年間成長率を分析します。S&P100の100社の①5年前の株価、②直近の株価、③株価成長率、④直近の利回りを一覧にします。
この5年間の株価成長率を上位から順に見ていきますと、1位はエヌビディアの約8.5倍、2位はネットフリックスの約6.2倍、3位はアドビの約4.4倍、4位はマスターカードの約3.3倍、5位はペイパルの約3.3倍、6位はマイクロソフトの約3.2倍、7位はVISAの約3.1倍、8位はユナイテッドヘルスケアの約3.1倍、9位はフェイスブックの約3倍、10位はチャーターコミュニケーションズの約2.7倍となっています。
全100社のうち、上位9社(一覧の青色部分)は、5年間で株価が3倍以上になりました。これは配当を加味していない数字です。5年間の配当を加味したトータルリターンはさらに良好という訳です。
次に、上位29社(一覧の水色部分とその上)は、5年間のトータルリターンが2倍以上となっています。100社のうち約3割が2倍以上ということですね。
次に、上位51社(一覧の緑色部分とその上)は、5年間のトータルリターンが1.5倍以上となっています。100社のうち過半数が1.5倍以上ということですね。
次に、上位77社(一覧のオレンジ部分とその上)は、5年間で株価が100%以上です。よって、100社のうち8割弱が投資元本に対して株価がプラスになったことになりますね。さらに、これに配当が乗ってきます。オレンジ部分の26社中12社が3%以上の配当を出しています。長く持てば、トータルリターンはさらに上がりそうですね。
次に、上位87社(一覧の黄色部分とその上)は、5年間のトータルリターンがプラスです。よって、9割弱が投資元本に対して、トータルリターンがプラスになっています。黄色部分10社中8社が3%以上の配当を出しています。長く持てば、トータルリターンはさらに上がりそうですね。
最後に、残り13社(一覧の赤色部分)は、5年間のトータルリターンがマイナスです。13社中9社が3%以上、7社が4%以上、3社が5%以上の配当を出しており、高配当株と言えます。トータルリターンで見て、投資額の85%以下の完全赤字になるのは、5社だけです。
注)トータルリターンの計算は、直近の株価に直近の配当利回り×5を加算して算出しています。税金は勘案していません。
全体を見直すと、100社中の約3割がトータルリターン2倍以上、過半数がトータルリターン1.5倍以上、約8割が株価プラス(配当は加味せず)、約9割がトータルリターンプラス、残り約1割がトータルリターンマイナス、トータルリターンが投資額の85%以下になったのは5社だけという結果になりました。
率直に、アメリカ企業は強いなと思います。なかには、パフォーマンスが冴えない企業もありますが、事業内容、成長戦略、業績予想、キャッシュフローなど銘柄分析をすればそれら企業への投資をある程度は避けられます。また、投資は仮に20社に分散するとして、その20社全てで儲けることは出来ません。なかには、損する銘柄もありますが、分散投資することで全体ではプラスパフォーマンスを導けるはずです。
投資判断は自己責任でお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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