こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
Follow @okeydon
今日の記事では、今もしもリーマンショックが再来したら、今もしも円高不況が再来したら、私たちの株はどうなるのでしょうか?それらの同時発生も考察してみたいと思います。
◆昨今の経済状況
昨年と一昨年は米中貿易摩擦をきっかけとして、今年は新型コロナで世界経済の雲域が怪しくなっています。以前からリセッションを恐れる声もちらほら聞こえましたが、新型コロナによりリセッションが現実になりました。
僕okeydonは個人的には、アメリカのリセッションにはそんなに心配ないと思っています。アメリカの回復力が早いことと、金融政策をしっかりと取ってくるだろうからです。実際に今はそうなって、金融相場を迎えています。
◆リーマンショックと円高不況の同時発生のシミュレーション
ただ、リスク許容度を考える上で、リセッションや金融ショックが発生した場合に、自分の資産がどのような動きになるのかは知っておく必要があると思います。コロナショックで体験することになりましたが、その後のコロナバブルでリバウンドして、早くも忘れかけていると思います。
そこで、リーマンショックと円高不況の同時発生をシミュレーションしてみます。
・リーマンショックとは
まず初めに、リーマンショックとは何だったのでしょうか?サブプライムローン破綻やリーマンブラザーズ倒産ということはよく聞きますが、実際のところはどんなものだったのでしょうか?
リーマンショックは、2008年9月15日にアメリカの大手銀行リーマンブラザーズが倒産したことをきっかけとして、世界的に金融市場や経済が危機に陥った出来事です。
もう少し掘り下げますと、このとき、アメリカは金融緩和によって住宅バブルが発生していました。それを背景として、低所得者向け住宅ローンである「サブプライムローン」が多く契約され、さらにはそのサブプライムローンを証券化した金融商品がたくさん出回りました。こうして信用度の低い人もローンを組んで住宅を購入していました。つまりレバレッジをかなり掛けた人が大勢いる状態で、かなり加熱していたということになります。そこで、住宅バブル崩壊が発生しました。そして、このサブプライムローンを証券化した金融商品の資産価値が急激に下がったことによって金融機関が運用難、資金難に陥りました。
このような流れのなか、リーマンブラザーズが倒産したことが象徴的で、名前は「リーマンショック」となってはいますが、これは和製英語です。そして、リーマンショックは、2008年9月15日の同社倒産がトリガーになりましたが、突発的に発生したものではありません。
遡るのこと約1年、2007年夏頃からアメリカのサブプライムローンへの信用不安が高まりつつありました。2007年8月にヨーロッパの銀行BNPパリバ系列のファンドの支払い停止により、その信用不安が一気に広がった経緯があります。
また、アメリカ政府はリーマンブラザーズを守るだろうと市場は予測していましたが、現実にはそうならず倒産しました。
その結果、株価が崩落しました。リーマンショックで、全世界の株式市場の時価総額の約60%が消失しました。
前置きが長くなりましたが、この前後におけるNYダウの動きはどうだったのでしょうか?
2007年8月終値 13,357ドル
2007年12月終値 13,264ドル
2008年8月終値 11,543ドル
2008年12月終値 8,776ドル
2007年12月から2008年12月までの1年間で、NYダウは約34%も下げたことになります。
このときのドル円レートを確認しましょう。
2007年8月 1ドル116.07円
2007年12月 1ドル114.15円
2008年8月 1ドル109.36円
2008年12月 1ドル91.03円
2007年12月から2008年12月までの1年間で、ドル円レートは20%も円高に振れたことになります。
こういう金融ショックが起きると、必ずや為替レートにも影響し、円高になる可能性が高くあります。コロナショックでも見られましたね。
従いまして、アメリカ株投資をしていると、株価暴落と円高のワンツーパンチを見舞われることになります。アメリカ株を保有していると、両方の影響で、計算上は47%も消失することになります。これは衝撃的な数字ですね。
◆まとめ
もちろん、このシミュレーションは、最悪中の最悪のケースを仮定した話です。いわゆるタラレバ話の域です。アメリカに限らず各国がリーマンショックから学びましたので、リーマン級の再来は起きにくいと言われています。
とはいえ、もしも最悪中の最悪の場合はこのくらいになることもあり得ると想定して、リスク許容度を計算しておく必要があるとは思います。
投資額が一定以上になってくると、もしもの場合に労働収入ではカバーし切れません。よって、投資額が大きくなるに連れて、アセット分散すること、買付余力を充分に備えておくことの必要性があるでしょう。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
【10万円から始める! 割安成長株で2億円】
弐億 貯男さんが出版、9/2発売
内容紹介
正真正銘のビギナー投資家が 生涯賃金2億円を貯めた 最小の労力で資産を増やす“手抜き投資術"
10万円から始める! 割安成長株で2億円 [ 弐億 貯男 ] 価格:1,540円 |
ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。
1度のクリックでは画面がブログ村に移動しない場合があります。そのときは、2度クリックして頂けますと画面が移動して、投票が反映されます。ご協力よろしくお願い致します。
にほんブログ村