こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
Follow @okeydon
米国株相場は、歴史的に右肩上がりです。その中でも、この5年間は特に安定成長だったと思います。
が、軟調相場が長くあったことは、先日の記事でお伝えしました。今日の記事は、その補足記事で、より深掘りしてみたいと思います。
(関連記事)
okeydon.hatenablog.com
まずは、ITバブル崩壊のあった2000年あたりにクローズアップしてみましょう。各年の終値と下落率を記述します。
1999年 11,497ドル
2000年 10,787ドル ▲6.2%
2001年 10,021ドル ▲7.1%
2002年 8,341ドル ▲16.8%
2003年 10,453ドル
2004年 10,783ドル
2005年 10,717ドル
2006年 12,463ドル
ITバブル崩壊では、3年間に渡り、株価の下落が続きました。その後も、1999年の終値11,497ドルを終値で上回ったのは2006年のことです。
続いて、リーマンショックのあった2008年あたりにクローズアップします。
2007年 13,264ドル
2008年 8,776ドル ▲33.8%
2009年 10,428ドル
2010年 11,577ドル
2011年 12,217ドル
2012年 13,104ドル
2013年 16,576ドル
2008年のリーマンショックでは、株価が3分の2になりました。改めてすごい衝撃です。その後、2007年の終値13,264ドルを終値で上回ったのは2013年です。
もう一つ、為替レートが大きく動いたシーンも見ておきましょう。ドル円レートですね。
2007年 1ドル=111〜123円
2008年 1ドル=90〜111円
2009年 1ドル=86〜92円
2010年 1ドル=80〜93円
2011年 1ドル=76〜80円
2012年 1ドル=76〜102円
2013年 1ドル=91〜105円
米国株は為替レートを気にせずとも、それを乗り越えて成長すると、僕は思います。しかしながら、例外的に、このような円高期間があったことも、これまた事実です。2007年に1ドル123円で投資して、4年後の2011年に76円まで円高になると、38.2%の下落です。リーマンショックとも重なっていますから、株価と為替レートと、両方でこれだけ下落すると、資産にはかなり影響します。
これらは、遠い昔のことでもないんですね。投資は長期であるべきと思いますが、長期投資するなかで、こういうシーンもあり得るということです。
投資は最悪のことを鑑みてする必要があります。こうなっても退場にならない、リスク許容度の範囲内で投資しましょう。
僕okeydonが、フルインベストメントしないのは、これが理由です。こういうシーンで、メンタルが耐えられないことのないよう、また人生に影響がないように、アセット分散し、預金現金を持っています。また、預金現金を持つことで追加投資が可能で、リバウンドを取りに行けます。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
【米国会社四季報 2021年秋冬号】
今秋発売の最新号です。米国株投資のバイブル。お馴染みの会社四季報スタイルです。業績・財務情報はもちろん、連続増配やクラウドといった投資テーマ、ブランド名、トップの年収、ライバル企業など情報満載。
[Amazon]
[楽天]
週刊 東洋経済臨時増刊 米国会社四季報2021秋冬号 2021年 10/20号 [雑誌] 価格:3,300円 |
ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。