イギリスの大手通信企業 BTグループADRが、上場廃止ならびにADRプログラムを終了することは、過去に記事でお伝えした通りです。
今回は、その続報が入りましたのでお伝えしたいと思います。
こんにちは、okeydon(おけいどん)です。本日2度目の更新です。
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BTグループADRの今後の取り扱いについて、SBI証券より発表がありました。
以下、引用部分
9/13-9/20までOTCでの取引。
2020/3/23までに、
(1)1ADRにつきBT普通株5株の受領、もしくは、(2)1ADRにつきBT普通株5株の売却代金相当額の受領のいずれかを選択となります。対応については検討中(8/28更新)
以上、引用部分。
要約しますと、『ADR1株に対して、普通株5株を割り当てる、もしくは普通株5株に相当する金額を口座に入金する。その対応についてSBI証券で検討している。』ということです。
SBI証券では、BTグループの普通株の取り扱いはありません。今後、普通株を取り扱いするのか、普通株5株に相当する金額を口座に入金するのか、どちらかになるということですね。
では、その普通株というのは、株価はどのくらいなのでしょうか?また、入金してもらうとしたら、どのくらいの価格になるのでしょうか?普通株はロンドン証券取引所(以下、単に「イギリス」と表記します。)に上場していますので、調べてみました。
9/2はアメリカが休場ですから、8/30の終値を調べました。
イギリス 普通株 株価 165.64GBX
アメリカ ADR 株価 10ドル
アメリカ ADR1株=イギリス 普通株5株ということでしたね。よって、入金額は165.64GBX×5ということになります。
この「GBX」というのがミソです。単なるグレイトブリテン ポンドとは異なります。それでは、幾ら何でも入金額が多すぎます。
ネットで調べると、GBXはポンドの1/100、ペニーという単位です。ドルに対してセントがあるのと同じですね。
2019年9月2日のレートは、1GBX=0.01ドルです。
165.64GBX=2.02ドルということになります。
つまり、イギリス普通株1株=2.02ドル、5株では10.1ドルということになります。
従いまして、普通株5株で10.1ドルということは、1ADRが10ドルですので、ほぼ同価値ということになりますね。
今後、BTグループADRの株価は、イギリス 普通株に沿った値動きをすることが予想されます。そもそも、本来はそういうもののはずですしね。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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