おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●メガバンクに運用相談に行ってきた(アーリーリタイア編)〜外貨建て保険の手数料が明るみに〜

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。


先日、メガバンクに運用相談に行きましたが、対応が良かったことは記事にしたとおりです。
okeydon.hatenablog.com



それを踏まえて、今回は同じメガバンク(別店舗)を再訪し、自分の資産や来春のアーリーリタイアのことを開示したうえで、運用相談してきました。
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なぜ二段階に構えたのか。前回は資産額を開示せずに運用相談をしましたが、その理由はどんな勧誘をされるか分からないので、資産額を開示することに抵抗があったからです。しかしながら、強引な勧誘など全くありませんでしたから、今回は安心して資産額を開示して挑んだということです。そして、いい金融商品との出会いがあれば、お世話になろうとも思っていました。


今回、運用相談にあたり、銀行員に、金融資産額、アセット分散の内訳(定期預金は日本円のみ、日本国債日本株以外に、先進国株、新興国株に投資していること。いい時代に医療保険がん保険個人年金保険に加入済みであること。)、みつたてNISAは世界8資産均等でしていること、配当収入額、来春アーリーリタイアして給与収入がなくなること、退職金予定額、等々、全て正直に開示しました。

ちなみに、僕okeydonは、来春アーリーリタイアすることはかねてよりお伝えしている通りですが、資産額についてはブログでもTwitterでも一切開示していません。皆さまのご想像にお任せします。


メガバンクからの金融商品の提案は、次の通りです。提案された順序そのままに綴ります。前提として、僕okeydonが金融リテラシーが相当あると判断されたようでした。


①個人向け国債
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10年もの、現行利率0.05%
⇒投資判断:なし。すでに日本国債にはアセット分散しており、もし追加投資するにも証券会社の現金プレゼントキャンペーンを使ったほうが有利であるため。僕okeydonは、安全資産としての運用先としては、1銀行あたり1000万円以下の定期預金と日本国債のみと考えています。今回は投資を見送りましたが、日本国債を否定するものではありません。


金銭信託
1年もの、予定利率 1000万円未満0.07%、1000万円以上0.10%
2年もの、予定利率 1000万円未満0.10%、1000万円以上0.13%
5年もの、予定利率 1000万円未満0.13%、1000万円以上0.16%
⇒投資判断:なし。金銭信託は政府保証がなく安全資産とは言えず、リスク資産としては金利が低いため。また、この予定利率も保証されていませんし、元本保証もありません。


③退職金運用プラン
投資信託や外貨債券」50%以上と「円定期預金や外貨定期預金」50%以下のセットプラン
投資信託もしくは外貨債券とともに、アーリーリタイアで受け取る退職金を円定期預金3か月もの 年率6.0%で運用する提案です。
⇒投資判断:その時点では保留。どんな投資信託があるか聞かないと定期預金3か月もの 年率6.0%だけでは判断できない。外貨債券は投資対象外。理由は満期時に円転され、為替レートがどうなっているか分からず恐ろしい。


④外貨定期預金キャンペーン
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米ドルを選択すれば、手数料以上の金利がつきます。ありがちな手数料負けするものではないので、良心的と言えます。
⇒投資判断:なし。外貨定期預金は、元本保証も政府保証もなく安全資産とは言えないから。リスク資産としては米株投資に比べ成長性に乏しいから。ただし、リスク資産のアセット分散先を探している状況なら「有り」という答えが出たかもしれません(今は米株投資優先なので「なし」です。)。


⑤外貨建て保険
一時払いで200万円で契約(投資)すれば、米ドルにて10年間運用して、現行の為替レートで約122%になるもの。手数料を引いた実質利回りは1.98%(年利)です。現行の為替レートであれば、200万円が2,434,883円になる予想とのことです。円高へのリスクヘッジとして、満期時にドルでの受け取りも可能ということですが、これは重要なポイントですね。満期時に強制円転だとリスクが高いです。


外貨建て保険は手数料形態がよく分からないので、そこに踏み込んで聞いてみました。調べてくれて、出てきた答えは・・・為替手数料(往復)1ドルあたり1円、販売手数料(10年契約もので)約6%とのこと。こうして見ると高いですね。為替手数料が1ドル108円換算で0.92%、そして販売手数料が6%、合計6.92%となります。200万円の契約をすれば、手数料総額が138,518円となる計算です。外貨建て保険の手数料が明るみになりました!金融機関が儲かる金融商品であることが分かりました。
⇒投資判断:なし。手数料が高すぎます。安全資産とは言えず、リスク資産としては米株投資に比べ成長性に乏しいから。


投資信託
ざっと紹介を受けましたが、信託報酬2%など手数料が高いものばかりでした。「ベターワールド」という、過去に興味を持ったファンドと再会しましたが、信託報酬が1%を割らないと投資は難しいですね。ただ、中身はいいファンドだと思います。僕okeydon注目のケニアの携帯電話会社『サファリコム』に投資できるのは興味深いです。
⇒投資判断:なし。手数料が高いので。よって、③退職金運用プランも なし。


⑦定期預金
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定期預金については、僕okeydonから尋ねました。金利交渉には応じておらず、年率0.01%とのことでした。メガバンクでは無理だとは分かっていましたが、せっかく訪れたのでついでに聞いておきました。
⇒投資判断:なし。定期預金は、年率0.01%では預けておらず、信託銀行、地方銀行、信用金庫にて最低で0.025%、最高で0.35%で預けています。


◆まとめ
僕okeydonとしては、安全資産もリスク資産も、今回 乗り換えることはないという結論です。数年ぶりにメガバンクとしっかり話をしましたが、残念ながら掘り出し物は見つからずに終わりました。ただし、時と場合により、利用する可能性はあるとは思います。僕okeydonは、銀行が結構好きです。今回、このメガバンクとのお付き合いは始まりませんでしたが、現行 メガバンク、信託銀行、地方銀行、信用金庫と多くのお付き合いをしています。

また、今回 相談している間に閉店時刻を迎えましたが、急ぐことなく最後まで丁寧に話をしてくださったこと、ならびに 正面玄関が閉まり通用口から出ましたが、その折に見えなくなるまで僕okeydonの背中を見送ってくださったことは、評価したいと思います。メガバンクのお客へのサービス意識は、以前より確実に高くなっていると思います。


関連記事です。
メガバンクに運用相談に行ってきた(サラリーマン編)
okeydon.hatenablog.com




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