おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●中進国の罠(新興国投資の注意事項)

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。

僕okeydonは、日本、先進国、新興国と世界に投資しています。


コアとなる投資先は、日本やアメリカなど先進国ですが、ポートフォリオのスパイスとして新興国にも投資しています。その理由は、新興国の成長を取り込んで資産を増やすこと、来春アーリーリタイアするなかで社会貢献を新興国投資に見出しているからです。国際貢献、個人外交という気持ちもあります。


そして、この新興国投資で気を付けたいポイントが、タイトルにもしました「中進国の罠」です。

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新興国と一口に言っても、アジアだけ見ても、中国、タイ、マレーシア、インド、インドネシアベトナムなど多くあります。その中で、中国、タイ、マレーシアが中進国に当たります。


新興国がどうして成長するのか?それは、世界の工場となった中国を見ればよく分かりますが、豊富な人口、低い人件費を求めて、外資企業が工場を設けて生産拠点にするからです。外資企業は安い人件費で生産して儲ける、当該新興国は経済成長を果たす、とウィンウィンの関係です。そして、当該新興国は高い成長率でやがて中進国へと成長していきます。中進国になると、当然のこと先進国入りを目指します。ところが、ここで「罠」があります。中進国となると、人件費が高騰してしまい、外資企業としてはおいしくなくなるのです。ウィンウィンとは言えなくなるのです。よって、外資企業は、また新たな新興国へと工場を移転してしまうのです。ここで、当該新興国(中進国)は成長が足踏みしてしまいます。それを乗り越えるには、国内での人材開発やイノベーションにより産業開発をして持続可能な成長が必要となります。先進国入りするためには、他力本願ではなく自力で発展しなければいけません。


新興国のなかでも、中進国に投資する場合はこの「中進国の罠」に気を付けておく必要があります。つまり、投資先となる中進国が、この「罠」への対策をしているのか、「罠」から抜け出せるかどうかを鑑みて投資の是非を検討する必要があります。


分かりやすい例として中国を見てみましょう。中国は、この「罠」から抜け出すべく、人件費高騰と今後の人口減を踏まえて、中国製造2025にあるように、すでに世界の工場から最先端技術へと舵を切っています。アリババやテンセントなどは投資先になり得る立派な企業です。ただし、アメリカが中国の最先端技術開発にストップを掛けようとしています。米中貿易摩擦がそれですね。これとどう向き合うかが中国の将来を左右します。「中進国の罠」から抜け出せるかどうか、さてはて。
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僕okeydonは、中進国ではマレーシアに投資しています。マレーシアは、(実現できる可能性は低いですが)2020年に先進国入りを目指しています。すでに人件費は高くなり世界の工場としては成長出来ません。そこで、産業の高付加価値化により先進国入りを目指そうとしています。すぐには叶わないでしょうが、長期投資で温かく見守りたいと思います。


今後の新興国投資への考え方としては、「中進国の罠」に陥る可能性のある中進国よりも、成長豊かなインド(投資済み)およびベトナム(未投資)など、中進国ではない新興国への投資を進めていこうと思います。
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(新興国の生命力、成長力に期待したいですね。)


関連記事です。
インド投資の魅力と展望と銘柄紹介
okeydon.hatenablog.com



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