こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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僕は、要介護5(7段階でもっとも重度が高い)の父を自宅介護しています。介護は4年目です。その前から、父が営む会社の手伝いを必要としていましたし、見守りも必要でした。従いまして、いつからが介護だったのか、区切りは難しいです。
今年の春までは、完全に自宅介護でした。ホームヘルパーさんも、デイケアやショートステイを利用することなく、100%自宅でみていました。
ところが、僕が2〜4月に体調不良になりました。消化器内科の主治医いわく、「介護負担が限界にきている。介護鬱のリスクもあるから、そろそろ外部の力を借りましょう」と。
それを機に、春からショートステイを利用していました。その間、介護を休んで、心身を休めました。
一旦はこれでうまく回りました。ところが、父の病状が一段階悪化してしまい、かつショートステイの予約がなかなか取りづらくなりました。さらには、取れていた予約も、施設の都合で白紙にされてしまうこともありました。
そんな中で、9月下旬から母の体調不良が重なり、僕がワンオペで無理をすることとなり、10月に再び体調が悪化しました。
ショートステイでは限界かな...かといって、まだ介護施設に入居させるには早いとも思いました。
そこで、見つけたのが、「小規模多機能」です。他のショートステイ施設を探すなかで偶然見つけました。しかも、自宅から徒歩圏内。
小規模多機能とは、デイケア、ショートステイの機能を持ちながら、利用希望の都度の予約を必要とせずに、基本料金を支払えば、好きなときにいつでも利用できる介護施設です。
利用料金は、基本料+実際に利用した日数分だけとなります。
契約したら、その人専用の部屋が用意され、利用しない日にその部屋を他人が使うことはありません。
ゆえに、荷物は預けっぱなしで可能です。洗濯もしてもらえます。必要なことは、季節毎の衣替えと利用毎のお薬の準備、介護用品および日用品の補充くらいです。
まさに、希望通りの施設なのです。
そして、偶然にも空室があることが分かり、即、父を連れて見学に行きました。綺麗な施設で、人も良さそうで、食事も美味しそう。夜間のスタッフさんの人数も国の基準より多く配置されていて安心。なかなか空きが出ないなか、相当な偶然のタイミングだと知りました。
よって、その場で、とりあえずは口約束の契約をしました。さらに、数日間で書類を揃えて、本契約しました。
利用した父の感想は、過去に利用したどの施設よりも、気に入ったとのこと。施設が綺麗で、自分の部屋が決まっていて、介護士さんも良く、レクリエーションも楽しく、食事も良いらしいです。しかも、自宅から徒歩圏内なので、頑張らなくとも面会に行けます。さらには、料金もそれほど高くありません。
親の介護をされている方に、小規模多機能をお勧めします。まだ、そんなに利用する気はなくとも、要介護度は上がっていくのが通常だと思います。なかなか空室が出ませんので、空きがあるタイミングでの契約が良いように思います。
介護は先手先手が大切です。後手後手に回ると自分が疲弊してしまいます。そうなると日常の介護を回すので精一杯となり、改善に使うリソースがなくなりがちです。自分自身が介護鬱の一歩手前まで経験しましたから、そう言えます。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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