おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●銘柄分析の1丁目1番地は、持続的に利益が出せる事業をしているか?

こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。


あなたは投資するときに銘柄分析をされますか?

きっと何らかの研究はされると思います。

銘柄分析の基本とは何でしょうか?

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配当利回り?連続増配年数?売上成長率?増益率?

これらで一次スクリーニングすることは否定しません。僕okeydonも、配当利回りでスクリーニングすることはあります。膨大な銘柄数から絞り込む方法としては有効です。


しかしながら、配当利回りが高い順に飛びつく、、、なんてことは絶対にしません。それでは火傷するリスクがあります。

では、何を見るのか?

それはその企業は持続的に儲けていけるのか?ということに尽きます。配当金を狙うにも、株価成長を狙うにも、そもそも その企業が儲かっていないと話にならないのです。


この記事では、「持続的に利益が出せる事業をしているか?」。それをどのように分析するのかを解説します。



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それでは、具体的に説明していきましょう。

1.会社を分析する

まずは、その銘柄=その会社を分析します。

(1)事業内容の確認

どんな事業をしているのかも知らずに投資するなんて、まさかありませんよね?どんな仕事をしているのか?どんなモノづくりをしているのか?どんなサービスをしているのか?事業内容を知りましょう。

(2)業界内でのポジションを確認

次に、業界内でのポジションを確認します。ポジションとは、文字通り立ち位置ですね。No.2よりもNo.1に投資しましょう。Only 1ならさらに良しです。

どんなNo.1なのか?Only 1なのか?それは売上シェア、営業利益率などです。世界シェアが一位とか、独占・寡占企業とかですね。もしくは、圧倒的な営業利益率というのも武器になります。同業他社と比べて、同類の製品が、同じような売価でも、利益率が高いことは優位に立てます。

(3)開発力(研究開発・設備投資額)を確認

その次に、開発力です。設備投資費や研究開発費に注目しましょう。設備投資費は数年後のその会社の売上高や利益にもろに直結します。研究開発費は将来のその会社の売上高や利益に結びつきます。これらは、その会社の将来を占うことができる先行指数となります。

(4)参入障壁を確認

さらに、参入障壁を確認します。参入障壁とは、別の企業が後から参入することが容易かどうかということですね。もちろん、真似されにくいことが理想です。これを参入障壁が高いと言います。

参入障壁には数種類あります。

①技術力
例えば、TSMの半導体です。世界最高峰の技術で半導体の増産が可能です。競争相手らしい競争相手はありません。半導体受託製造の世界シェアは過半数を押さえ、世界シェアNo.1です。例えば、日本電産のモーターです。世界最小のモーターを製造できます。世界シェアNo.1です。製品によっては、世界シェアの80%も握っています。

②ブランド力
例えば、P&G。アリエール、ボールド、レノア、パンパースなど、日本でも浸透しているブランドです。世界中に浸透しています。例えば、マクドナルド。ファーストフードとして世界中に浸透しています。例えば、コカ・コーラ。炭酸飲料として世界中に浸透しています。このように、世界どこでも戦えるブランド力というのは、後発ブランドが入っていきにくいと言えます。

③スイッチングコスト
例えば、マイクロソフトのOffice。先に、世界に浸透させることを成功し、利用者はそれに慣れてしまい、後発メーカーが類似商品を出そうと、乗り換えるにはコストが掛かる、また利用者は使い慣れてたものからは離れないということもあります。これをスイッチングコストと言います。

④インフラ
例えば、NTTやBCE(カナダの通信大手)。通信業界というのはインフラを整えるために莫大なコストが掛かります。例えば、JR東海やユニオンパシフィック(米国の鉄道)。鉄道というのはインフラを整えるために膨大なコストが掛かります。そして、インフラというのは、膨大なコストを掛けて後発で参入しようにも、パイ(需要)が決まっており、儲かりにくいのです。


逆に、参入障壁が低い会社というのはどんなものでしょうか?例えば、外食産業ですね。マクドナルドのようにブランド化できるのは稀なケースで、どんないいアイデアがあって儲かっていたとしても、それはスタートダッシュ期間のみということが多くあります。すぐに真似をされて追い付かれ、パイの奪い合いが始まります。結果、価格競争が勃発して、儲からなくなります。パイの奪い合いによる1社あたりの需要低下と価格低下のダブルパンチですね。

(5)海外で稼いでいるか確認

日本株に長期投資する場合、内需だけではゆくゆくは厳しくなります。売上・利益のうち、海外でどのくらい稼いでいるかを確認します。米国株でも、できれば世界中で稼いでいる方が理想ですね。



このように企業が利益を出しているのか、それが持続的なものかどうかを分析する必要があります。

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さらには、その企業だけに注目するのではなく、その企業が属する業界(セクター)に将来性があるのか?斜陽産業でないか?そこも分析する必要があります。


2.業界を分析する

その業界の市場が拡大するかどうかも大切なポイントです。

(1)時代の潮流に乗る

例えば、Iot、自動運転、5G、遠隔医療など半導体は多岐にわたり使われるので、市場が拡大します。

(2)国策に乗る

例えば、クリーンエネルギー、日本でも米国でも国策になっています。

(3)ジリ貧には近寄らない

ジリ貧業界は、需要減により儲かりません。またパイの奪い合いとなることもあり、やがて価格競争になるため儲かりません。儲からない会社には近寄らないことが、株式投資の大原則です。


3.まとめ

いかがでしたでしょうか?今日は、銘柄分析の入口、1丁目1番地として、「持続的に利益が出せる事業をしているか?」および「市場が拡大しているか分析する」ことについて解説しました。

銘柄分析は、さらに、ファンダメンタルズ分析、チャート分析、リスク確認なども必要です。それはまた後日記事にしたいと思います。

株式投資する折には、その会社が持続的に儲かるのか?市場が拡大していくのか?この2つを必ず分析しましょう。「配当利回りがいい」「イメージがいい」「優待が良い」「その会社のファン」など『ジャケ買い』は大変危険です。



今日も何事にも適温でまいりましょう。



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