こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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この記事では、ジョンソンエンドジョンソン(ティッカーコード:JNJ)の増配に関して記述し、続いて簡易分析もおこないます。
◆増配発表
ジョンソンエンドジョンソンが米国時間の4月20日に、増配を発表しました。
1株あたりの四半期配当を、これまでの1.01ドルから、5%引き上げて1.06ドルにするということです。
この四半期配当は、5月25日が権利確定日で、6月8日に支払われます。
年間配当で計算しますと、1株あたり、従来の4.04ドルから4.24ドルになります。
配当利回りは、2.55%程度となります。
この増配により59年連続増配となります。半世紀以上も毎年毎年必ず増配をし続けるというのは、スケール感が違いますね。
◆配当履歴と株価推移
配当履歴を遡ってみましょう。
10年前、2011年4月に発表された四半期配当は、0.57ドルでした。
(ジョンソンエンドジョンソンサイトより引用。以下同様。)
今回の発表は、1.06ドルです。ということは、この10年で、配当金は1.86倍にもなったことを意味します。
次に、株価チャートを確認しましょう。
【10年チャート】
【超長期チャート】
チャートは、綺麗な右肩上がりですね。
このように、ジョンソンエンドジョンソンは、インカムゲインで美味しい、キャピタルゲインでも美味しい、2度美味しい銘柄になります。
◆簡易分析
最後に、ジョンソンエンドジョンソンの事業、業績および業界(市場)成長の見込みについて触れておきましょう。
・事業
ジョンソンエンドジョンソンは、世界最大のヘルスケア企業です。
我々の身近なところでは、絆創膏がありますね。そんな「コンシューマーヘルス(=ドラッグストア等で消費者が購入するもの)」だけではなく、「製薬」、「医療機器」も含みヘルスケア全般を取り扱っています。手術用機器も取り扱っています。そして、ワールドワイドに事業をしています。
事業ポートフォリオは次のようになります。
【事業別売上高(2020年度実績)】
2019年の世界の「医療機器メーカー」売上高ランキングで、ジョンソンエンドジョンソンは、2位で27,000百万ドル(医療機器事業の売上高)です。
2020年の世界の「製薬メーカー」売上高ランキングで、ジョンソンエンドジョンソンは、6位で42,198百万ドル(医薬品事業の売上高)です。
事業ポートフォリオの幅広さは、ジョンソンエンドジョンソンの武器です。
次のようにワールドワイドに事業をしています。
【地域別売上高(2020年度実績)】
※ Western Hemisphere (ex. U.S.)は、米国を除く西半球のことです。
・業績推移
決算年度/売上高/営業利益[単位:百万ドル]
2011 / 65,030/ 16,153
2012 / 67,224 / 17,032
2013 / 71,312 / 18,957
2014 / 74,331 / 21,137
2015 / 70,074 / 18,289
2016 / 71,890 / 21,165
2017 / 76,450 / 19,122
2018 / 81,581 / 21,175
2019 / 82,059 / 20,970
2020 / 82,584 / 19,914
売上高、営業利益ともに、じわじわと伸びています。毎年、派手に前年クリアとはいかずとも、増収増益基調と言えます。
・フリーキャッシュフロー推移
決算年度 / フリーキャッシュフロー[単位:百万ドル]
2011 / 11,405
2012 / 12,462
2013 / 13,819
2014 / 14,757
2015 / 15,816
2016 / 15,541
2017 / 17,777
2018 / 18,531
2019 / 19,918
2020 / 20,189
フリーキャッシュフローは綺麗に伸びています。コロナ禍の2020年も伸ばしているところはさすがですね。
・業界(市場)成長の見込み
業界としても成長が見込めます。世界では人口が増え続け、先進国では高齢化を迎えるからです。そんな背景も、ジョンソンエンドジョンソンには追い風となりますね。投資する際は、業界として成長する分野を選ぶことは基本中の基本です。
◆投資方針
僕okeydonは、永年保有のつもりです。
現在の配当利回りは2.55%程度と中配当の部類です。長期保有することで、継続的な増配により投資額に対する利回りは高まっていき、高配当株となることでしょう。投資原資となるフリーキャッシュフローの伸びも心強いです。長期チャートも右肩上がりで株価成長も見込めます。インカムでも、キャピタルでも儲けを期待しています。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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