おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)

おけいどん(桶井 道)がセミリタイア適温生活と投資について綴ります。現在は時短社員、2020年12月末にアーリーリタイア予定。投資(分散投資という名のもと世界の株を収集)、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。メディア掲載:日経マネー2020年1月号、日経新聞電子版2020年5/4号・5/6号。

●株高はその性質により先行きが異なる〜株価はEPSとPERで決まる〜

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。



株価が上がるには2通りの理由があります。

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その前に、根本的なお話をします。株価は、EPSとPERで決まります。

株価=EPS×PER

EPSは、日本語に訳すと1株利益です。これは、純利益を発行済株式数で割って算出します。EPSは高いほど良いことは言うまでもありません。

PERは、日本語に訳すと株価収益率です。これは、1株利益から見た株価の割安性を示します。もっとわかりやすく言えば人気投票ですね。PERが高いと人気がある、低いと人気がないということ。そして、利益の何年分まで株が買われていることも意味します。例えば、EPSが100円で、株価が1500円なら、PERは15倍、利益の15年分まで株が買われていることになります。


従いまして、株価が上がるには、次の2パターンが考えられます。
①EPSが高くなり株価があがる
②PERが高くなり株価があがる

もしくは、3パターン目として、
③その両方で株価があがる


どの上がり方が好ましいと思われますか?

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答えは、①か③です。
株価は、本来、企業価値、つまり業績、つまりEPS(1株利益)で決まるべきものです。よって、EPSが上がることによって株価が上がることが好ましいのです。EPSが好調なことからPERにも連動してくるのは悪くはありませんが、限度があります。EPS成長が見込めずにPERが上がりすぎるとバブルの可能性があります。

逆に、②のように、EPSは変わらないのに、PERだけが上がって株価が上がるケース、つまり人気投票で株価が上がるのは、業績を伴っていませんから、いつ株価が下がってもおかしくありません。将来的なEPS成長が見込まれるなら話は別ですが、そうでない場合は実態を伴わない株高ですのでバブルと言えます。



PERは、国により異なります。日経平均株価よりNYダウの方がPERが高い傾向にあります。日経平均株価のPERは12〜16倍のレンジで動いています。NYダウのPERは14〜20倍のレンジで動いています。これらはバブル期など例外を除いた数値です。従いまして、「日経平均株価は、NYダウに比べてPERが低いから割安感がある。」という分析は間違っています。

日米ともに株価は上がっていますが、日経平均株価の予想PERは14.45倍、NYダウは21.52倍です。NYダウは少し高くなってきていますので、この先はEPS成長なしに株高になるとバブルになる可能性があります。ちなみに、日本のバブル時のPERは80倍ほどでした。個別の成長株ならまだしも、日経平均株価のPERが80倍というのは、いかに異常だったかを物語っていますね。


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(チャート引用: 世界経済のネタ帳より。以下同様。)

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さらに、個別株に目を向けますと、業種によりPERが異なってきます。PERが一桁だから割安とは言えません。例えば、日本の銀行や商社はPERが一桁であることが多いです。大手商社は業績好調でもPERはなかなか上がってきません。また、アメリカの成長株はPERが高めになります。



話を戻します。株高とはいえ、その性質を見ることが大切だと言えます。「高くなりすぎているからバブルだ」というのは、半分当たっていますが、半分間違っています。理由は先程述べた通り、EPSを伴っての株高はバブルではありませんし、EPSを伴わないPERだけの株高はバブルだからです。ここでいうEPSとは、現EPSという意味だけではなく、期待値も含みます。



従いまして、株高になった場合は、その理由を見ることで、先行きが予見できることがあるということです。ただ、個別株の場合、PERが3桁とか馬鹿ほど上がるケースもありますけどね。それだけのリスク許容度があるなら、手を出してもいいかもしれませんが、そこは理解が必要だと、僕okeydonは思います。なぜなら、PERが150倍だと、純利益150年分まで株が買われていることを意味するのですから。株高になると、強気になりついついリスクオンして、リスク許容度を超えてしまうことがありますが、この基本的な仕組みを理解しておくと熱くなり過ぎずに済むかもしれませんね。



最後に、参考までに、最近株価が好調であるインドとブラジルについて触れておきます。両国ともに株価が高値更新していますが、理由が異なりますので、いい例になると思います。

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インドのSENSEX指数は予想PERが20倍ほどであるのに対して、ブラジルのボペスパ指数は13倍ほどです。

将来有望だと言われるインド株ですが、今はちょっと高く感じますね。PERが高くなることによる株高ですから。それに対して、ブラジルのボペスパ指数のPERは10〜14倍のボックス圏内にありEPS成長による株高ですので、まだ伸びる気がします。



このように、同じ株高とはいえ、性質は異なるということです。そして、その性質から先行きが予見できます。

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今日も何事にも適温でまいりましょう。



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