こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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今日は、損切りするときの手法についてです。ノキアの事例をあげますが、ホルダーではない方も、損切り時の流れとしてお読みいただければ幸いです。
ノキアが10月24日に株価を急落させました。1日にして実に23.68%もの下落です。1990年代以降、最大の下落幅となります。
こういう場合は、下落理由を調べなくてはなりません。それがたとえ、長期投資、放ったらかし投資でもです。ここまで下落するには必ずインパクトのある理由があります。
情報収集の仕方としては、企業公式サイトでニュースリリースをチェックする、海外ニュースを探す、Twitterでどなたかが呟いていないか見る(ただし、この場合は自分で裏どりすること)、僕okeydonが取る行動はこのあたりです。
今回のノキアの株価急落に関しては、その理由を、海外ニュースで知りました。いろいろと調べた結果、分かったことは・・・
①第3四半期の売上高は4%増加(現地通貨ベース)した。米ドル換算では前年比ほぼ横ばいである。
②2019年度通期の業績見通しを22%下方修正する。
③2020年度の利益予想は38%減を予想する。
④今後6ヶ月間は無配とする。
⑤ノキア取締役会は、復配見込みとして、ネットキャッシュポジション(現金および短期投資から有利子負債を差し引いた数字)が合計20億ユーロに回復してからと発表している。ノキアのキャッシュは第1四半期の22億ドル(19.8億ユーロ)から現在では3億8,200万ドル(3億4414万ユーロ)に減少しており、復配には6ヶ月以上の年月を要する可能性がある。
⑥2016年に買収したフランス通信機器大手アルカテル・ルーセントを吸収するための費用を要する。
⑦中国での事業が不振である。
⑧競合はエリクソンとファーウェイだけだが、ファーウェイははるかに安価で販売している。エリクソンも最近では市場シェアを掴むために値引きしている。
ということです。これら情報を鑑みると、これは四半期決算のミスだと軽く受け止めることはできません。
僕okeydonが、ノキアに投資した理由は5Gによる成長期待と継続的な配当です。従いまして、これでは投資したときとは、ストーリーが完全に乖離したことになります。特に、無配というのは、高配当株ホルダーの僕okeydonは大変嫌います。こうなると、ホールドする意味がありません。
10月24日に、躊躇なく損切りしました。株価が戻るまで待つという選択はありませんでした。相当な年月を要するリスクがあり、それは資金拘束を意味します。その間にも、もっと優位な投資先が世界中に山ほどあります。
繰り返しになりますが、株価が急落→正確な情報収集→投資ルールおよび投資時のストーリーに基づいて判断→アクション(対処)が大切です。その過程に感情は入れないことです。感情には判断する機能はありません。株式投資は、ときには冷酷になることも必要です。
ノキアを損切りした資金で、どこに投資するか?今はそれだけを考えています。後ろを見ても何もなりませんから、投資は常に前向きです。
投資判断は自己責任にてお願い致します。掲載情報が全て正確であるとは限りません。皆様におかれましても、ノキア公式サイトなどで再度ご確認下さいますようお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
放ったらかし投資とはいえ、本当に放ったらかしではいけない。
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【参考】ノキア銘柄紹介(投資した当時の記事です)
okeydon.hatenablog.com
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