こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
今日は、ふるさと納税のお話です。
泉佐野市が、ふるさと納税で返礼品にプラス最大20%分のアマゾンギフト券をつける企画を発表しました。総額100億円の還元だとか。
ふるさと納税がいろいろと議論されたり、話題になったりしていますので、ふるさと納税が何のために作られた制度か思い起こしてみたいと思います。
ふるさと納税は、地方の名産品が貰えて節税もできるお得な制度、そんなイメージが先行しているような気がしますが、本来はそういうコンセプトではありません。
ふるさと納税とは・・・
大学進学・就職・転勤・転職などを機に、地元から都会に引っ越して納税を始めると、移住先の都会の自治体に納税することになります。地方で生まれ育って、もしくは地方に長年住んでから、都会に出てきた人には、誰しも自分を育ててくれた「ふるさと」に恩返ししたい想いがあると思います。税制を通じてふるさとへ恩返しする制度、これが「ふるさと納税」です。
具体的には、自分の生まれ育った自治体(もしくは自分が応援したい自治体でも可)にふるさと納税を行なうと、その額のうち2000円を越える部分について所得税および住民税から全額控除される制度です。
このように、「納税」とは言われるものの実際には「寄附」の部類になります。
なお、ふるさと納税により控除(所得税および住民税)を受けるためには、確定申告を行なう必要があります。
分かりやすく説明しますと、
5万円ふるさと納税すると4万8000円控除されます。そして、ふるさと納税を受けた自治体は税収が増えます。そして、ふるさと納税した人にはふるさと納税した自治体より名産品などが貰えます。その結果、居住地の自治体にはそれだけの税金が入らなくなります。国から地方交付税を交付されている自治体は、75%が補填されますが、それでも25%の税収減となります。
メリットはどんなことでしょう。
①名産品が貰える。
②クレジットカード決済が可能な場合があり、ポイントがたまる。
③被災地を応援できる。
デメリットもあります。
①必ず2000円の出費が掛かります。分かりやすく言えば、2000円払うことで、地方の名産品が貰えるというイメージです。
②所得が低いと控除されず、損をする場合があります。
③居住地の自治体への税収が減ります。つまり、居住地の自治体の予算が減ることになります。
僕okeydonは、このデメリット③を理由に、ふるさと納税はしたことがありません。生まれ育った今の自治体への地元愛や感謝が強くあり、地元の税収減により地元が廃れる要因を自ら作ることに抵抗感があります。10年後、20年後、30年後、ずっと先まで輝いた街であって欲しいと願っています。ふるさと納税の根底にある本来の意味合い、地元への想いを大切に抱いているという訳です。