こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
1月23日付の日経電子版(有料記事)に「データ分析 世界企業の攻防(上)世界の利益 米が4割」という記事が掲載されました。
記事冒頭に次のようにあります。
---線内側は日経記事引用部分
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米国が世界の企業業績をけん引している。2018年度は世界の純利益の4割を米企業が稼ぐ見込みだ。デジタル化への集中投資で知的財産などの「見えぬ資産」が利益を生む産業構造に転換した。米国の純利益は10年間で3.8倍に増える。
(以上、引用部分)-------------
この記事を読み、
改めて、アメリカという国および企業の創造力、成長力、先見性、強さというものを思い知らされました。
アメリカ企業が世界の純利益の4割を占める、たった1国で4割もです!
第2の経済大国 中国、第3の日本、ドイツとイギリスとフランスなど多国ひしめくヨーロッパ、お金持ち中東、成長著しいインドなどなどアメリカ以外を全て足しても残り6割にしかならない、アメリカ以外の国が全部集まっても、アメリカ1国の1.5倍がやっとなのです。
アメリカ企業がこれだけ強くなったのは、利益の中心が小売りや製造からデジタルな最先端技術分野へと急速に移行したからです。工場や店舗など有形資産に頼らず、特許やブランドなど無形資産により稼ぐので(例えば、サブスクリプション方式がそうです。)、多くの人手や在庫、巨大な設備などを必要とせず、売上が伸びれば伸びるほど利益率が加速度的に高まります。それは売上に対するコスト比率が売上に反比例して低くなるからです。こうして、純利益が多くなるのです。
この流れが止まることはないでしょう。中国が中国製造2025により、アメリカを猛追しようとしてはいますが、世界の覇権はアメリカが握り続けるという構図をそう簡単には覆すことは出来ないでしょう。これまで同様にこれからも、アメリカが世界の覇権を握り続けると思います。100歩、いえ1億歩譲ったとしても、アメリカと中国が世界のトップ2という未来でしょう。
一方、日本に目を向けると、昔からモノづくりは得意ですが、この分野では遅れを取っているのが現実です。
こう考えると、投資家は、自分のポートフォリオに4割くらいアメリカ株を入れるというのが妥当に思えてきます。いかがでしょうか。
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