おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)

おけいどん(桶井 道)がセミリタイア適温生活と投資について綴ります。現在は時短社員、2020年春にアーリーリタイア予定。投資(分散投資という名のもと世界の株を収集)、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。

●カナダ通信最大手BCEは高配当&増配銘柄

(2019年9月2日初回投稿)
(2019年9月5日修正投稿)
(2019年11月10日リライト)


カナダ通信最大手BCE(ティッカー:BCE)の銘柄分析をします。高配当であり、増配もしている銘柄です。

高配当株投資をする投資家は、buy & holdを検討するに値する銘柄かと思います。

直近では、通信大手ロジャースの決算が悪かったことに釣られてBCEの株価が下がり、その結果 配当利回りが上がっています。なぜ、株価が下がったのか、今後どういう影響があるのか、その辺りを踏まえてリライトします。

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こんにちは、okeydon(おけいどん)です。


カナダBCE、僕okeydonは未保有ですが、投資を検討しています。全世界 高配当株 長期投資 配当金再投資を投資の基本とする僕okeydonには、最適な投資先に思えます。

投資にあたり、配当金だけでは判断できないので、中身を見ていきましょう。

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◆BCEとは
BCEは、カナダのケベック州に本社を置く、カナダ通信最大手企業の持ち株会社です。会社設立は1983年です。カナダのトロント証券取引所とNY証券取引所の両方に上場しています。

持ち株会社ではなく、事業会社ベルカナダ(Bell Telephone Company of Canada Ltd.)としては、設立は1880年まで遡ります。歴史ある企業です。

BCE(持ち株会社)は、3つの主要な子会社としてベルワイヤレス、ベルワイヤライン、ベルメディアを持ちます。それら傘下企業により、全国的に、固定通信、移動体通信、衛星通信、インターネット等の通信事業を総合的に展開しています。従業員数は52,790人(2018年末現在)です。

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2010年には、カナダ最大の商業放送事業者 CTV を買収し、傘下のBell TVと統合して、2015年にはカナダ最大のテレビサービス・プロバイダーとなりました。

2016年より、ノキア(フィンランドの携帯電話基地局の製造企業)と共同でカナダ初となる5G事業の準備を進めています。

2017年には、マニトバ・テレコム・サービシズを買収し、売上高及び利益とも上昇しています。

事業の多角化により、顧客数は堅調に増加しています。

株主還元に積極的で、この12年間は毎年増配しています。その原資を確保するために、キャッシュフローを増やすべく、多くの買収を行ないました。

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(単位:カナダドル。以降、文中で特に注釈を入れていない箇所の単位はカナダドルです。)



◆株価推移[単位:米ドル]
※NY証券取引所の株価

始値
2008年 39.82
2009年 20.55
2010年 28.09
2011年 35.67
2012年 42.46
2013年 43.59
2014年 43.34
2015年 45.69
2016年 38.09
2017年 43.23
2018年 48.04
2019年 39.27
2019年10月21日 49.09
2019年11月8日 47.80


10年チャート
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(チャート引用:BCEサイトより)


1年チャート
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(チャート引用:BCEサイトより)


株価は、2012年以降では、概ね40〜48米ドルのボックス圏で動いています。2019年10月に上値を切り上げるか試される展開になりましたが、同業他社ロジャースの決算が悪かったことに釣られて株価は調整しました。この1年間で、株価は右肩上がりです。



◆業績(売上高および純利益)[単位:百万ドル]

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決算期 / 売上高 / 純利益
2008年 / 17,661 / 819
2009年 / 17,735 / 1,631
2010年 / 18,069 / 2,165
2011年 / 19,497 / 2,221
2012年 / 19,975 / 3,053
2013年 / 20,400 / 2,388
2014年 / 21,402 / 2,718
2015年 / 21,514 / 2,730
2016年 / 21,719 / 3,087
2017年 / 22,719 / 2,970
2018年 / 23,468 / 2,973

売上は順調に伸びています。利益はきれいに右肩上がりではありませんが、長期的に見ると成長しています。


・事業別売上シェア(2018年実績)
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(資料引用:BCEサイトより)


・事業別売上成長率(2017年、2018年実績)
ベルワイヤレス
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ベルワイヤライン
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ベルメディア
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ベルワイヤラインが売上の過半を占めていますが、この2年の売上成長率はベルワイヤレスが一番伸びています。5G時代に突入すると、これはより顕著になるでしょう。



キャッシュフロー

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決算期/営業CF/投資CF/フリーCF[単位:百万ドル]
2008年 / 5,909 / -2,986 / 1,689
2009年 / 4,884 / -2,854 / 1,456
2010年 / 4,724 / -2,959 / 1,374
2011年 / 4,869 / -3,256 / 1,511
2012年 / 5,552 / -3,515 / 1,670
2013年 / 6,476 / -3,571 / 2,571
2014年 / 6,241 / -3,717 / 2,744
2015年 / 6,274 / -3,626 / 2,999
2016年 / 6,643 / -3,771 / 3,226
2017年 / 7,358 / -4,034 / 3,418
2018年 / 7,384 / -3,971 / 3,567


フリーキャッシュフローがきれいに増加しています。



◆1株利益、配当金、増配率[単位:ドル]
決算期/1株利益/配当金/増配率
2008年 / 2.25 / 1.46 /
2009年 / 2.50 / 1.62 / 11.0%
2010年 / 2.84 / 1.83 / 13.1%
2011年 / 3.13 / 2.07 / 13.1%
2012年 / 3.18 / 2.27 / 2.6%
2013年 / 2.99 / 2.33 / 2.6%
2014年 / 3.18 / 2.47 / 6.0%
2015年 / 3.36 / 2.60 / 5.3%
2016年 / 3.46 / 2.76 / 6.2%
2017年 / 3.39 / 2.87 / 4.0%
2018年 / 3.51 / 3.02 / 5.2%
2019年 / ---- / 3.17 / 5.0%
※1株利益は調整後。
※2019年は予想。


・配当金を米ドル換算
2019年 / 2.3775米ドル
※1カナダドル=0.75米ドル(2019年9月4日現在)


・1株利益
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・1株あたり年間配当履歴
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(資料引用:BCEサイトより)


・配当方針
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(資料引用:BCEサイトより)


株主還元に熱心で、この12年間は毎年増配しています。2008年以来11年間で、配当金は2.17倍(117%増)です。配当方針としてフリーキャッシュフローの65〜75%を配当に充てるとしています。


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◆予想配当利回り、海外課税
予想配当利回り:5.04%
(2019年11月8日現在)

高配当株です。増配もしっかりており、長く持つことで投資元本に対する利回りはより上がっていくことでしょう。

配当金に掛かる海外課税は15%とアメリカ(10%)より5%高くなりますが、許容範囲でしょう。



◆各種指標(2019年11月8日現在)
予想ROE:16.91%
予想PER:18.42倍
実績PBR:3.47倍(2018年12月期)



◆リスク
携帯電話料金の競争が激しくなるリスクがあります。大手通信各社が、携帯電話の「無制限データプラン」を導入しました。利用者は、これまでデータが上限を超えると超過料金を支払っていましたが、通信速度が遅くなるかわりに超過料金が必要なくなりました。これは通信各社にとり収益源を失うことを意味します。実際に、通信大手ロジャースは、2019年10月23日に発表した決算で、この影響が大きく、業績を下方修正した経緯があります。これは過去に記事にした通りです。


okeydon.hatenablog.com


では、BCEへの影響はどうか?2019年10月31日の決算発表を確認しましょう。

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(引用:BCEサイトより)

売上高、純利益、EPS、フリーキャッシュフローの全てが前年比で伸びています。

全社的には問題ないことが分かりました。次に、ワイヤレス事業について、深掘りしていきます。

ワイヤレス事業の利益は、第3四半期に3.5%増加しています。これは、加入者が継続的に増えていることによります。また、「無制限データプラン」導入による超過料金の収益が取れなくなった影響以上に収益が伸びたということです。

従いまして、「無制限データプラン」導入によるBCE決算への影響は今のところはないということです。これはワイヤレス事業だけにおいても、影響がないというのが投資にあたり安心材料になると思います。


さらに、カナダ通信大手のもう1社、テルスの決算発表も確認しておきましょう。2019年11月7日に発表されています。

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(引用:テルス サイトより)

売上高、利益は前年比で減少し、EPS、フリーキャッシュフローは伸びています。ワイヤレス事業だけを見ると、ネットワーク収益は、前年比2.0%の増加です。「無制限データプラン」導入による影響を最小限に押さえ込み、今のところはうまく乗りこなしている印象です。


今のところ、「無制限データプラン」導入による決算への悪影響は、カナダ通信大手3社のうち、ロジャースだけに出ているということになります。過去に、アメリカで、「無制限データプラン」の導入を発端に、通信大手各社の業績が悪化して株価が急落し、立ち直るのに1年を要した経緯があります。BCEに限らずカナダの通信各社への投資にあたり、「無制限データプラン」による影響については、今後も注視する必要があるでしょう。



◆まとめ
通信サービスはインフラですので不況に強いです。この先も5Gが通信インフラとしてあらゆるシーンで重用されます。フリーキャッシュフローは右肩上がりですし、毎年増配していることからも、この先も増配が維持されることが期待できます。高配当銘柄 長期投資 配当金再投資にはうってつけの投資先です。株価成長は期待できませんが、40〜48米ドル(NY証券取引所)のボックス圏で動いていますので、その動きを鑑みながら投資のタイミングをはかればいいと思われます。僕okeydonは、株価と相談しながら近いうちに投資する予定です。


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投資判断は自己責任にてお願い致します。



今日も何事にも適温でまいりましょう。


関連銘柄です。
日本のNTTドコモも、高配当&増配銘柄です。上場以来、減配したことはありません。
okeydon.hatenablog.com


5G銘柄で儲けたい。
okeydon.hatenablog.com



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