おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

【オリックス】3Q好決算 実質的な増配発表、更なる増配にも期待

こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。


2月7日に、オリックスが第3四半期の決算発表をしました。良い内容です。

決算資料には、「実質的な」増配が記述されています。僕okeydonは、そこに更なるプラスオンを、期末決算で期待してなりません。


この記事は、オリックスIRご担当者様に問い合わせた上で記述しています。
(オリックスのIRご担当者様、分かりやすくて、丁寧で、とても感じの良い方でした。)


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(全ての資料は、オリックス決算資料より引用)


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◆上方修正が期待できる期末決算

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通期の純利益予想は従来通りの3100億円としています。

3Q(4-12月期)までの純利益は2113億円です。ここに、4Qで弥生を売却した利益が乗ります。

リリースによると、売却益は1632億円と見られます。ただし、これは税引前利益です。税引後についてはリリースされていませんが、各種報道によると、1000億円程度といわれています。


リスク事案とされた、小林化工については3Qにて減損済みです。


ゆえに、2113億円+1000億円=3113億円という計算になります。もちろん、ほかに本業での利益はあるでしょう。


となりますと、通期の純利益予想が3100億円というのは、コロナ禍、米国金利上昇および地政学リスクを加味しても、保守的すぎませんか?

それとも、何らかの減損があるのでしょうか?


◆「実質的」な増配を発表

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決算期 EPS 配当 配当性向
2017.3 208.9 / 52.25 / 25%
2018.3 244.4 / 66 / 27%
2019.3 252.9 / 76 / 30%
2020.3 237.4 / 76 / 32%
2021.3 155.5 / 78 / 50%
2022.3 257 / 78円または配当性向33%の高い方

好決算ならびにその見通しにより、通期のEPS予想が過去最高となりました。

それに伴い、「実質的な」増配が発表されました。

これまで通期の配当金は、78円とされてきました。今回の発表で、「78円または配当性向33%の高い方」とされています。

EPS予想は過去最高の257円であり、配当性向33%では、85円になります。前期78円から7円(9%)増配となります。


ここで、少し前の話をしましょう。2021年3月期は、コロナ禍で業績悪化のため配当性向を50%に引き上げて増配維持しています。

こうして、2021〜2022年の動きだけを見ても、株主還元意識の高さが窺えます。


◆更なる増配を独自に分析

先程の85円配当は、通期純利益が3100億円だった場合です。僕はこれが保守的な数字にしか見えません。

通期利益が上振れした場合は、更なる増配が期待できます。

2021年3月期の4Q(3ヶ月間)では、504億円の純利益を上げています。今期も、そのくらいは期待できるでしょう。よって、2022年3月期の純利益は少なくとも3500億円(3Q時点2113億円+弥生売却益1000億円+4Q利益504億円=合計3617億円)を期待してなりません。そうなると、配当金は96円です。


◆セグメント利益

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オリックスは10のセグメントからなります。うち、9のセグメントが黒字です。

唯一、赤字である「事業投資・コンセッション」は、上述のとおり小林化工の減損によるものです。小林化工以外の投資先は好調とのことです。


◆小林化工による更なるリスクは無し

小林化工について説明しておきます。

オリックスの投資先である、ジェネリック医薬品メーカーの小林化工は、2020年に品質不正問題が発覚して、行政処分を受けました。

2021年12月に生産拠点を売却することを発表し、事実上の事業清算を決めています。減損は3Qでしましたが、売却は4Qに行われます。ゆえに、人件費など少々の費用が発生するでしょうが、決算に与える影響はないと思います。従いまして、小林化工に関して、さらなるリスクはないでしょう。


◆明るい未来

オリックスに関しては、今後の業績成長につながる明るいニュースが複数あります。

大阪・夢洲統合型リゾート(IR)事業と再生可能エネルギー事業です。どちらも、国策に乗っており期待が持てます。


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◆まとめ

僕okeydonは、増配株としてオリックスに大いに期待しています。

長年、株価が上がらない銘柄との認識がありましたが、昨年からの株価の動きは好調です。

株価成長というキャピタルゲイン、増配というインカムゲインの両方を期待しつつ、長期保有していくつもりです。


投資判断は自己責任にてお願い致します。


今日も何事にも適温でまいりましょう。



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