こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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私は、FIREするために、労働+節約+貯蓄+投資の歯車を25年間回し続けました。47歳でFIRE後も、しばらくは同じような感じでした。
しかし、今は節約を卒業しました。
※ただし、固定費の節約は続けています。
この記事では、節約を辞めた理由を書きます。
◆経緯
私が資産形成を始めたのは22歳、大卒で社会人になったと同時です。このうち、節約については、さらに遡ります。学生時代からマイボトルを当たり前に愛用していました。節約志向の前に健康志向がありましたね。
資産形成のために、労働+節約+貯蓄+投資の歯車を25年間回し続けました。
マイボトル持参以外にも、散髪は格安店、スマホは格安スマホ、年会費の必要なクレカは1枚に絞るなど、特に固定費や固定費に近い変動費には、強い節約意識を持っていました。
そして、種銭を作って投資に回していました。
47歳で1億円を作ることができたのは、投資成績もですが、その前段階の節約も大きな要素です。
FIRE後も、しばらくは節約を続けていました。お金が減ることに抵抗があったからです。
◆節約卒業の理由
ところが、今は固定費を除く節約を卒業しました。
その理由は5つあります。
1)お金を使っても資産が増える段階になった
2)介護にリソースを要するのでお金で解決する(時間の節約)
3)節約による効果が相対的に減少した
4)お金は有効活用すべきもの
5)時間を楽しい仕事に使いたい
ひとつずつ、説明します。
1)お金を使っても資産が増える段階になった
資産額が1.5億円に、運用額が1億円に到達、そして年間配当金(手取り)が200万円になり、その他収入もあり、年収は会社員時代を大きく上回りました。そのあたりから意識に変化が出ました。
※現在は資産額1.7億円です。運用額や年間配当金は割愛。
お金を使っても、お金が増えることに気が付いたのです。お金が減るのが嫌で節約していた私には、これは大きいです。
2)介護にリソースを要するのでお金で解決する(時間の節約)
父の介護度が上がるに連れて、介護に要するリソースが増えました。
通常、要介護5を自宅介護するのは無理と言われています。それでも続けました。
自宅介護は要介護2まで、要介護3以上は、普通は無理だと思います。よって、お金の節約よりも、いろいろなことをお金で解決することを選びました。そうして、時間や体力、メンタルを節約することで、自宅介護を可能にしました。
具体例を挙げますと、介護用オムツをいろんなドラッグストアの値段を比較して100円安く買うことよりも、近隣のドラッグストアやAmazonで買うことで、時間を節約しました。
3)節約による効果が相対的に減少した
運用額が1億円になると、1日に0.5〜1%の動きがあったとして、額では50万〜100万円になります。
そのなかで、数十円、数百円の節約をしても、効果が薄くなりました。
4)お金は有効活用すべきもの
そもそも論として、お金は貯めることを目的にしてはいけません。有効活用すべきものです。
5)時間を楽しい仕事に使いたい
時間を必要としない節約ならともかく、節約のために時間を使うことは辞めました。
その時間を、楽しい仕事に使いたいと思うのです。特に、物書きの仕事は楽しいです。
時間を楽しめるとQOLが上がりますし、その仕事から収入を得られますので、一石二鳥です。
以上の理由から、節約を卒業しました。
◆固定費の節約は継続
とはいえ、節約を続けているものもあります。固定費です。
例えば、マイボトル持参です。変わらず、出かける前に、マイボトルを用意して、持ち歩くようにしています。
その理由は、節約を卒業とはいえ、それは有意義にお金を使うことにシフトしたということです。無駄金を使う気はないのです。
健康のためにも、マイボトルに水を入れて持ち歩き、それを飲むのが一番だと思います。
格安スマホ、節水シャワー、格安散髪店など、固定費の節約には意味を感じます。
◆まとめ
お金は、強固な資金計画のなかで、有効活用して「なんぼ」です。これに尽きます。
つまり、有効活用を優先して、資金計画が破綻してもいけないのです。
よく聞く言葉として、「経験に投資する」「細々とした節約よりも時間や便利を優先」というのがあります。半分正解ですが、半分不正解だと思います。
いずれも強固な資金計画を作成して、そのなかでするなら正解だと思います。
若いうちは、人生設計が定まっていなくて当然でしょうから資金計画など無理です。とはいえ、経験にフルインベストしていては資産形成など出来ません。今を楽しみながらも将来にも備えるバランスが大事です。
細々とした節約よりも時間や便利を優先するのは、その節約した時間以上のリターンがあるなら問題はないでしょう。こちらも、バランス感覚が必要ですね。
つまり、支出の理由を、経験や便利だけにせずに、強固な資金計画のなかであるべきだと思います。若いうちは、今と将来との振り分けを意識することが大事です。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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