こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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三菱HCキャピタルが、5月15日に、2023年3月期の決算発表を行いました。合わせて、中期経営計画も発表しています。この記事では、概略を書きます。
(三菱HCキャピタルの決算資料より引用。以下同様)
◆2022年度(2023年3月期)の概況
売上は、1兆8962億円と、前期比+7.4%でした。
営業利益は、1387億円と、前期比+21.7%でした。
純利益は、1162億円と、前期比+16.9%、目標比+5.6%でした。
営業利益が前期比+21.7%は好成績です。純利益は過去最高益を更新しました。米国事業が好調でした。好決算と評価します。
◆2023年度の業績予想
純利益予想 1200億円(前期比+3.2%)
売上および営業利益の予想はなく、純利益予想を前期比+3.2%としています。過去最高益を更新する予想となります。
とはいえ、増益幅は限定的です。それには理由があり、「10年後のありたい姿」に向けた事業投資を行うからです。急がば回れ、今はそのときです。目先の利益だけを追うのは良くありません。持続的な成長に期待します。
◆株主還元
2023年3月期と2024年3月期のダブル増配です。
2023年3月期 33円配当(直近の予想より2円増配、前期より5円増配)
配当性向40.8%
増配率+17.9%
2024年3月期 37円配当(予想)
配当性向44.3%
増配率6.1%
増益幅が限られるなか、配当性向を高めることで、4円増配を公表しています。これで25期連続増配となります。これは流石の域ですね。
◆新・中期経営計画
合わせて、合併後初めての中期経営計画を発表しました。
・2025年度末 純利益1600億円(2022年度実績1162億円)
・2025年度末 ROE10%程度(2022年度実績8.2%)
・配当性向40%以上
・株主還元は配当によって行うことを基本とする
・利益成長を通じて配当総額を持続的に高めていく
3年後に、純利益が37.7%増は嬉しい計画です。それだけ、配当が増え、株価成長にも期待が持てます。
ROEも2桁乗せは評価できます。
そして、今後の増配にも期待が持てる内容となっています。
◆まとめ
投資判断はホールドとします。来年以降、新しいNISAで買い増しを決めています。
25期連続増配は大きく評価できます。中期経営計画に、利益成長を通じて、配当総額を持続的に高めていく旨記述があります。今後にも期待が持てます。
長期保有で、含み益を増やしながら、投資額に対する配当利回りを上げていきます。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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