おけいどんの適温生活と投資日記(世界中の高配当株、増配株、ETF、リート、投資信託に投資)

桶井 道/おけいどんが、投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴26年、日米など30ヵ国の高配当株、増配株、ETF、リート、投資信託。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 5冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、世界の高配当株投資本、ビギナー向け投資本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●米インフレがもう一段階落ち着く兆し アパート賃料が低下

こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。


米国のインフレが、もう一段階落ち着く兆しが見えました。

アパート賃料(12月)が、2021年以来の低い伸びに減速し、前月比では低下しました。

アパート賃料は、昨年12月に前年比4.7%上昇と、2021年7月以来の小幅な伸びで済みました。さらに、前月比では1.4%低下しました。



ここで、米国のインフレを構成する要因を解説します。食品およびエネルギーを除くコアで見ます。

財(モノ)
非住宅サービス
住宅サービス

この3つからなります。


財(モノ)のサービスとは、物の値段ですね。物不足やサプライチェーンの問題によるものです。物価は落ち着いてきており、このインフレは減速しています。

非住宅サービスとは、接客業、ヘルスケア、教育などの価格のことです。労働者の不足、賃金の高騰によるものです。コロナで離職した層が労働に戻っていないこと、一度上がった賃金は簡単には下がらないことから、賃金は高止まりしてきました。ところが、大手ハイテク企業で解雇が始まりましたので、賃金は低下していくことが予想されます。よって、このインフレの減速も起こるでしょう。

住宅サービスとは、賃料です。これは金融政策の影響が及ぶまで期間を要するものです。今回の2021年以来の低い伸びに減速し、前月比では低下したことは、インフレ減速の兆しと見られます。


この3つともが減速すると、インフレがはっきりと減速します。よって、今回のアパート賃料のニュースは、いい傾向にあると評価していいでしょう。米国の利上げ幅の下落、そして、株価反発に期待します。


今日も何事にも適温でまいりましょう。



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