こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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米国のインフレが、もう一段階落ち着く兆しが見えました。
アパート賃料(12月)が、2021年以来の低い伸びに減速し、前月比では低下しました。
アパート賃料は、昨年12月に前年比4.7%上昇と、2021年7月以来の小幅な伸びで済みました。さらに、前月比では1.4%低下しました。
ここで、米国のインフレを構成する要因を解説します。食品およびエネルギーを除くコアで見ます。
財(モノ)
非住宅サービス
住宅サービス
この3つからなります。
財(モノ)のサービスとは、物の値段ですね。物不足やサプライチェーンの問題によるものです。物価は落ち着いてきており、このインフレは減速しています。
非住宅サービスとは、接客業、ヘルスケア、教育などの価格のことです。労働者の不足、賃金の高騰によるものです。コロナで離職した層が労働に戻っていないこと、一度上がった賃金は簡単には下がらないことから、賃金は高止まりしてきました。ところが、大手ハイテク企業で解雇が始まりましたので、賃金は低下していくことが予想されます。よって、このインフレの減速も起こるでしょう。
住宅サービスとは、賃料です。これは金融政策の影響が及ぶまで期間を要するものです。今回の2021年以来の低い伸びに減速し、前月比では低下したことは、インフレ減速の兆しと見られます。
この3つともが減速すると、インフレがはっきりと減速します。よって、今回のアパート賃料のニュースは、いい傾向にあると評価していいでしょう。米国の利上げ幅の下落、そして、株価反発に期待します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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