こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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1ドル143円、誰がこの展開を予想したでしょうか? このドル高円安は収まるのか?
結論から申し上げますと、僕okeydonは、収まらないと思います。円安は続くでしょう。
そう思う理由を、米国側視点と日本側視点から、それぞれ説明します。
米国側視点...
米国CPIが高い数値を維持しています。CPI 8%台が2022年3月から続いています。インフレが止まりません。
インフレターゲットは2%強です。FRBは、インフレを、CPIではなくコアPCEで見ますが、そちらも2022年は4〜5%と高い状態が続いています。やはりインフレなんですね。
従いまして、高いインフレを抑えるために、利上げは続くでしょう。
日本側視点...
日本は、政府も日銀も円安を警戒するような発信を続けています。口先介入ですね。
とはいえ、日本には取れる選択肢はほぼありません。円安を止めるには、方法は2つ。為替介入か、利上げです。が、両方とも困難です。
その理由は...
為替介入があまり出来ないのは、大幅な為替介入をすると、米国から為替操作国に指定されて、関税を掛けられるリスクが高いからです。小規模ならお目溢しをもらえるでしょうけど、それなら円高になるには効果は薄いでしょう。
利上げが出来ないのは、2つ理由がありまさ。1つ目は、インフレターゲットを2%に置いてて、目先は2%を達成しているものの、これは一過性のもの。よって、利上げをするとチグハグな政策に陥るからです。2つ目は、国債の利払いが大きくなり財政負担が大きくなるからです。
日本は為替介入ができない。米国は利上げが続き、日本はマイナス金利の継続で、日米金利差は拡大する。
ということは、ドル高円安は続くということでしょう。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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