こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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またもや、大企業のスピンオフです。この記事では、ジョンソンエンドジョンソンのスピンオフについて記述します。
◆発表内容
ジョンソンエンドジョンソンは、11/12に、日用品および市販薬などの「消費者向け部門」と、処方薬および医療機器などの「医療向け部門」の2つの事業に、分社化すると発表しました。分社化後、2社はいずれも上場企業となる予定です。
現・ジョンソンエンドジョンソンは医療向け部門が引き継ぎ、消費者向け部門がスピンオフされます。18~24ヶ月で分社化を完了する見通しです。
◆補足説明
現行、同社は「処方薬」「医療機器」「消費者向け」の3部門からなります。処方薬と医療機器を合わせた医療向け部門の売上高は、2021年約770億ドルであるのに対して、消費者向け事業は約150億ドルが見込まれています。
2020年の売上高シェアでは、処方薬部門55%(456億ドル)、医療機器部門28%(230億ドル)、消費者向け部門17%(141億ドル)です。また、利益面で見ても、消費者向け部門は、一番シェアが低くなっています。
このスピンオフされる消費者向け部門の取り扱い商品は、私たちもよく使うバンドエイド、洗口液リステリン、ベビーパウダー、スキンケア製品などドラッグストアで購入できるものです。
◆感想
利益率が高く高成長である医療向け部門と、ブランド力があり社会に浸透しているが低成長である消費者向け部門とに、分割するという印象です。
◆配当の行方
同社は、配当については、分社化後も少なくとも同レベルに維持する予定であるとしています。
◆ホルダーの注意点
ホルダー(株主)が気をつけることは、スピンオフによる、特定口座から一般口座への移行ですね。これは証券会社によるところもありますが、何としても一般口座入りは避けたいところです。理由は、税務処理が面倒だからです(詳細は、文末に過去記事をリンクしておきますので、そちらをご覧ください)。
投資を継続するには、スピンオフ前にいったん売却して、スピンオフ後に買い戻すことが現実的に思います。そうすることで、一般口座入りを回避できます。
◆投資判断
僕okeydonとしましては、「消費者向け部門」には、投資しないと思います。理由は、ベビーパウダーの訴訟問題を引き継ぐだろうから、それと、低成長でありヘルスケアセクターETFのVHTに投資した方が妙味があると思うからです。
「医療向け部門」には、引き続き投資予定ですが、配当利回りを見て最終判断しようと思います。こちらも、VHTとの比較になってきます。
ヘルスケアセクターには、訴訟リスク、創薬失敗リスク、特許切れリスクがあることから、僕okeydonは、基本的にはVHTに投資する方針でおります。事業の幅が広く業界トップのジョンソンエンドジョンソンおよび心臓ペースメーカーで世界一位のメドトロニックのみ例外としてきました。もしかしたら、このスピンオフが、ジョンソンエンドジョンソンを個別株で持たなくなる転換点になるかもしれません。
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投資判断は自己責任にてお願い致します。
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