こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
Follow @okeydon
今日は、株高が続くからこそ、リスク許容度を見つめ直しましょう、そういう記事になります。
米国株は4年間以上もの期間で株高が継続しています。遡ると2016年11月の大統領選挙でトランプ氏が当選して以降、2020年まではトランプ減税による業績相場、そのあとはコロナ禍で金融緩和による金融相場によって、ずっと株高です。
この期間に、株式投資をスタートされた投資家さんは、下手な銘柄に手を出さない限りは儲かっていると思います。これだけの株高ですから。
そして、SNSでは、自身に都合のいい情報だけを集めがちになりますから、そのベクトルで余計にバイアスが掛かります。
(Twitterで、儲けた情報や自分の都合のいい情報に「イイネ」していると、バイアスが掛かってしまう可能性があります。)
しかしながら、これは決して上から目線という訳ではなく、、、
業績相場および金融相場による株高で儲けたことを、実力だと過信したり、株式投資は楽勝だと甘く見たり、そういう思考でリスクオンし過ぎていないか、こういう時こそ見つめ直すことをお勧めします。
今のポートフォリオは、それは保有銘柄というだけではなく より広義で、株式と現金の比率も含めて、リスク許容度を超えていないか確認してみてください。例えば、ポートフォリオに業績に関係なく金融相場で株価が上がり過ぎた銘柄を多数抱えていませんか?
米国株は、歴史的に右肩上がりではあります。しかしながら、軟調な展開があったことも事実です。参考に、NYダウの長期チャートを貼付します。
(チャート引用:世界経済のネタ帳)
広い目で見ると右肩上がりですが、数年単位で見ると軟調な展開の期間がありますね。
そういう展開になると、業績という本来 株が持つ価値の裏付けのない銘柄は無残な動きをすると思います。
なぜなら、株価は企業価値で決まるものだからです。弊ブログでたびたび出てくる公式ですが、株価=EPS×PER、これが基本です。EPSとは一株あたり利益ですが、これが企業価値ですね。PERは簡単に一言で言えば人気度です。
利益があってこそ、つまりEPSあってこそ、もしくは将来的に利益が出せる見込みがあってEPSのポテンシャルがPERに先回りされて反映されている場合も含みますが、企業価値あってこそなのです。
寝ているだけでお金が増える好調な毎日のなか、水を差すような話をして申し訳なく思いますが、過度にリスクオンすることは、金融相場で大きく儲けられる可能性がある反面、大きく損するリスクがあるということ、ハイリスクハイリターンという基本のキを思い出して欲しいと思います。
リスク許容度を再確認してみませんか?
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
【増える! りんり式米国株投資術】
3/16発売、りんりさんの著書です。
米国株は「英語ができないとダメなんでしょ」「なんだか難しそう」などと挑戦を控えている人も多いようです。
投資ブロガー・りんりさんが、自身も実践する投資の秘訣を公開。誰にでもできて低リスクの米国株「長期・分散・ほったらかし」投資の手法を徹底解説。
数ある銘柄の中から「絶対に上がる株」を見つけ出すのは至難の業。りんりさんが勧めるのは、株式市場全体の成長と連動する「インデックス投資」です。
【Amazon】
【楽天】
![]() | 増える! りんり式米国株投資術 (TJMOOK) [ りんり ] 価格:1,320円 |

ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。