おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)

おけいどん(桶井 道)がセミリタイア適温生活と投資について綴ります。現在は時短社員、2020年12月末にアーリーリタイア予定。投資(分散投資という名のもと世界の株を収集)、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。メディア掲載:日経マネー2020年1月号、日経新聞電子版2020年5/4号・5/6号。

●ビナミルク(ベトナム)に投資しました、内需拡大&世界的企業に成長期待

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。

12月3日に、ベトナムのビナミルクに投資しました。同時に、ファーライ火力発電にも投資しました。これで、投資済みのペトロベトナムガスを含めて、ベトナム株を3銘柄保有したことになります。ポートフォリオに占める新興国の割合は4%弱、うちベトナムはトップの約3%になりました。


今日は、ベトナムの乳業「ビナミルク」の銘柄紹介をします。

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◆ビナミルクとは
社名:Vietnam Dairy Products Joint Stock Company

略称:Vinamilk

本社:ベトナムホーチミン

設立:1976年

資本金:17,416,877,930千ベトナムドン
(日本円換算で約820億円)
※1ドン=0.0047円
(2019年12月2日現在)

上場市場:ベトナムホーチミン証券取引所

取引コード:VNM

上場日:2006年1月19日

時価総額:171,703,734,721千ベトナムドン
(日本円換算で約8070億円。日本のヤマハ発動機と同レベルになります。森永乳業は約2310億円です。)

概略:ビナミルクは、ベトナム最大手の乳製品メーカーです。乳製品では、ベトナムトップのマーケットシェアがあり、牛乳では約60%、ヨーグルトでは約80%、コンデンスミルクでは約80%のシェアを誇ります。

株式市場においても存在感が高く、ホーチミン市場において時価総額4位にランクされます。

事業としては、乳製品の加工および販売、豆乳など各種飲料や加工食品の製造および販売、乳牛飼育、農作物栽培を行なっています。うち、乳製品は、牛乳、ヨーグルト、コンデンスミルク、粉ミルク、チーズ、アイスクリームなどを生産しています。

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工場は、ベトナム国内には13箇所あります。海外にはアメリカ、ニュージーランドカンボジアに設けています。さらに、ミャンマーにも新設する計画があります。また、ラオスに牧場を新設しています。ほかに、ヨーロッパ向けの乳製品の卸売・小売拠点として、ポーランドに子会社ビナミルク ヨーロッパを設立しています。

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製造ラインは、オートメーション化(ロボット化)されています。人件費が低い国でありながら、これにより生産コストを抑えて国際競争力があり、かつ衛生基準は高く、アメリカ、オーストラリア、日本、シンガポールカンボジア、フィリピン、イラククウェートアラブ首長国連邦モルディブスリナムなど世界40ヵ国に輸出しています。

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売上高の国内外比率は、国内85%:海外15%と、国内比率が高いです。

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ベトナムで乳製品市場
乳製品の年間消費量は1人あたり21kgに留まります。中国は31Kg、日本は74Kgあり、国の発展と共に消費量が増加する傾向にあります。ベトナムは、元から経済成長が高いですが、TTPに加入したことでそれが加速する見込みです。また、ベトナムでは都市に比べて地方では、乳製品の消費量が半分程度にとどまっています。これら現状を鑑みると、ベトナムの乳製品市場は長期的に成長する可能性が高いと言えます。つまり、ビナミルクは 現在 国内マーケットシェアが高く、かつマーケットが拡大する予想があることから、内需だけでも企業成長が期待できます。



◆海外出資
2010年、ニュージーランドのミラカ社(乳業)に出資
2013年、アメリカのドリフトウッド乳業に出資
2014年、カンボジアのアンコール乳業製品に出資



◆課題と対策
原乳調達の多くを海外に頼っており、国内調達率は30%程度です。直営酪農場で、乳牛飼育数を倍増させて、コスト削減する計画があります。アメリカから生産性の高い乳牛の輸入もしました。

また、売上に占める海外売上比率が15%と低く、これからどう伸ばすかが課題です。海外メーカー、例えば、日本の明治、スイスのネスレ、フランスのダノン、オランダのユニリーバアメリカのクラフト・ハインツなどと、どう競争に勝つかです。既述のとおり、海外40ヵ国に輸出していますし、海外乳業に出資し、海外工場も設けてもいます。

ビナミルクは、「ベトナムでNo.1の地位を維持し続け、乳製品会社として世界の上位30社(利益ベース)に到達することを目指す」としています。

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◆株価推移[単位:ドン]
2019年12月2日 118,300


【10年チャート】
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【3年チャート】
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株価は、10年チャートでは2018年まで右肩上がりです。3年チャートでは、2017年第4四半期〜2018年第1四半期に高値を付けたあと下降し、揉み合っています。直近では、120,000ドンを割りこんできました。



◆業績(売上高および当期純利益)

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決算期 売上高 / 当期純利益[単位:百万ドン]
2007年 6,648,193 / 963,448
2008年 8,208,982 / 1,250,120
2009年 10,613,771 / 2,376,067
2010年 15,752,866 / 3,616,186
2011年 21,627,429 / 4,218,182
2012年 26,561,574 / 5,819,455
2013年 30,948,602 / 8,010,257
2014年 34,976,928 / 6,068,203
2015年 40,080,385 / 7,769,553
2016年 46,794,339 / 9,363,830
2017年 51,041,076 / 10,278,175
2018年 52,561,950 / 10,205,630

売上高はきれいに右肩上がりです。利益も伸びていますが、2018年は減益でした。ここ数年間の純利益率は約20%と高水準です。参考までに、森永乳業の純利益率は2018年3月期で2.7%、明治は4.9%です。ユニリーバは2018年12月期で18.4%です。



◆直近の決算
2019年10月30日に発表された、2019年第3四半期(1〜9月)の決算報告によると、純利益が前年同期比6%増となる8兆3,800億ドンで通年目標の80%に到達しました。

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キャッシュフロー[単位:百万ドン]
決算期 営業CF / 投資CF / フリーCF
2014年 5,334,982 / -3,879,376 / 1,455,606
2015年 7,659,151 / -2,126,681 / 5,532,470
2016年 8,389,781 / -1,945,786 / 6,443,994
2017年 9,601,594 / -1,770,989 / 7,830,605
2018年 8,140,239 / -1,045,144 / 7,095,094

営業キャッシュフローは積み上がり、比例してフリーキャッシュフローも積み上がっていっています。直近の2018年のみ いずれもマイナスです。

参考に、日本円換算すると、2018年度のフリーキャッシュフローは33,347百万円です。日本の乳業である森永乳業キャッシュフローは、2018年3月期8,189百万円、2017年3月期16,117百万円です。乳業専業ではありませんが、乳業もしている明治で、2018年3月期44,381百万円、2017年3月期37,597百万円です。日本のこれら企業と見劣りしないレベルということになります。



◆株主還元策(希釈後1株利益/配当金)[単位:ドン]
決算期 1株利益 / 配当金
2014年 3,181.92 / 2,015.79
2015年 4,055.75 / 3,518.49
2016年 4,880.62 / 4,222.20
2017年 5,315.15 / 3,958.32
2018年 5,346.68 / 3,958.33

1株利益は右肩上がりです。増配もしており、2018年の配当金は2014年の約2倍です。ほかに、株式配当をした年もあります。



◆予想配当利回り、海外課税
予想配当利回り:3.94%
※2019年12月2日現在
ベトナム株は配当金に課税されません。

ベトナムのインフレ率は、2015年0.63%、2016年2.67%、2017年3.52%、2018年3.54%ですので、配当利回りの方が上回っています。新興国投資ではここはチェックしておく必要があると思います。



◆各種指標

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予想ROE:34.09%
予想PER:21.28倍
実績PBR:8.20倍
自己資本比率:68.24%
※いずれも2019年12月2日現在

外国人株式保有比率:約60%
※2018年決算期実績



◆まとめ
ベトナムという国としては、格付機関による現在の格付けはフロンティア市場ですが、それが数年内にも新興国市場へと格上げされる見込みがあります。そうなりますと、海外ファンド等からベトナム市場への資金の流入があるでしょう。つまり、ビナミルクのような海外投資家比率の高い銘柄は、株価が上がるだろうということが期待できます。

ビナミルクとしては、ベトナム国内での乳製品需要拡大およびビナミルクの海外への販路拡大による業績拡大の期待、売上・利益・フリーキャッシュフローの成長、高い利益率、インフレ率よりも高い配当利回りなどを鑑みて投資するに優良であると判断しました。

僕固有の投資理由として、来春アーリーリタイアしますので、ベトナム投資には社会貢献という意味合いも強くあります。

買いのタイミングとしては、3年チャートを見て、今の120,000ドンを割ったあたりが下値と判断しました。

長期保有して、配当金を得つつ、株価成長に期待します。


その他、ベトナム株への投資メリットデメリットなどは過去記事を、ご参照ください。
okeydon.hatenablog.com


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投資判断は自己責任にてお願い致します。記事に記載の各種データには誤りがある可能性がありますから、投資の折には、皆様におかれましても公式サイト等で再度確認頂きますようお願い致します。


今日も何事にも適温でまいりましょう。



関連記事です。
ペトロベトナムガスにも投資しています。
okeydon.hatenablog.com



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