おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)

おけいどん(桶井 道)がセミリタイア適温生活と投資について綴ります。現在は時短社員、2020年12月末にアーリーリタイア予定。投資(分散投資という名のもと世界の株を収集)、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。メディア掲載:日経マネー2020年1月号、日経新聞電子版2020年5/4号・5/6号。

●ベトナム投資の魅力と展望~高い成長率、米中貿易摩擦の回避地として成長加速か~

今日は、ベトナム投資の魅力と展望について考察します。ベトナムは、元から高い成長力のある国ですが、今年に入り米中貿易摩擦の回避地として外資企業の流入が顕著になり成長が加速する可能性があります。


シンチャオ、okeydon(おけいどん)です。「シンチャオ」とは、ベトナム語で「こんにちは」です。


僕okeydonは、この度 ベトナム投資を始めました。ペトロベトナムガスに投資しました。

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これで投資先国・地域は14になりました。日本、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドフィンランド、オランダ、台湾、シンガポール、マレーシア、インド、オーストラリア、ハワイ、そしてベトナムです。



僕okeydonが、ベトナムに投資した理由は、日本が昭和の高度経済成長期に国や企業が成長して株価が大きく上げたことをなぞるように、ベトナムも国、企業、株価が成長すると思ったからです。それから、来春アーリーリタイアするにあたり、社会貢献という側面もあります。



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ベトナム概要
国名ベトナム社会主義共和国
政治共産党一党体制の社会主義
面積:32万9,241平方キロメートル、日本より少し小さいですが、縦長な国土は日本と似ています。
人口:約9600万人(ASEAN3位)
民族:54の民族からなる多民族国家です。キン族が約86%を占め、ほかにモン族、ムオン族、ヌン族、クメール族など53の少数民族から構成されます。
宗教:仏教が8割を占めます。ほかにカトリックなど。
首都ハノイホーチミンは経済の中心)
気候:北部は亜熱帯性気候、南部は熱帯性気候。
通貨:ドン(1ドン=0.0047円/2019年7月31日現在)
日本との関係親日国です。



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ベトナムの特徴
アメリカに戦争で勝った唯一の国
ベトナムは、アメリカに戦争で勝った唯一の国です。それだけタフな国民性であることが想像できます。


高い経済成長率
新興国で随一の経済成長率を誇ります。1968年に導入したドイモイ政策(資本主義経済の導入)によって、海外から投資が増加しました。国営企業が経済の中心でしたが、民間企業が投資を受け入れて大きく成長しました。また、政府による国営企業の上場と政府保有株の売却により、国営企業を民営化するとともに海外投資を呼び込み、成長しました。

2007年にはWTO加盟、2018年にはTPP11に加盟して、2007年以降 5%台~7%程度の高い経済成長を続けています。輸出能力も高く、貿易黒字が続いています。社会主義の中国が市場経済化をして成長したように、ベトナムでも同じことが起こるのではないかと予想されます。


実質GDP成長率(単位:%)
2014年 5.98
2015年 6.68
2016年 6.21
2017年 6.81
2018年 7.08
2019年 6.50
2020年 6.50
※2019年、2020年はIMF予想値。
※2019年は4月時点でも6.50%成長。

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(グラフ引用:世界経済のネタ帳より)

中長期的に、TPP11に加盟したことで、GDP押し上げ効果が期待できます。また、米中貿易摩擦の回避地として外資企業の工場が進出することもGDPにプラスです。


一人当たりの名目GDP(単位:ドル)
2000年 401
2007年 920
2008年 1,154
2014年 2,047
2015年 2,086
2016年 2,172
2017年 2,353
2018年 2,551

一人当たりGDPは、2008年からの10年で2倍以上に成長しています。

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インフレ率
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(グラフ引用:世界経済のネタ帳より)

インフレ率(単位:%)
2014年 4.09
2015年 0.63
2016年 2.67
2017年 3.52
2018年 3.54
2019年 3.09
※2019年は4月時点

インフレ率は経済成長率を下回っており、問題ありません。


人口増
人口は約9600万人を数え、平均年齢は若く30代です。人口の半分が労働人口であり労働力は豊富です。この先も人口は増加し続けて2025年には1億人に到達、労働人口は2040年ごろまで増加する見込みで、人口ボーナス期は続きます。

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(グラフ引用:世界経済のネタ帳より)


労働コストが安い
ベトナムの人件費は安く、中国の半分程度です。教育が行き届いており、手先が器用で勤勉な国民性もあり、労働者の質は高いと言われています。


政治も治安も安定
アジアの新興国諸国の中では、政治も治安も安定しています。


繊維からIT産業へ、多くの外資系企業が進出
主要産業が繊維からIT産業へと変革して、経済成長をけん引しています。マイクロソフトインテルサムスンなど大手外資系IT企業が進出しています。工業団地には外資系企業の進出が続いて生産拠点となっています。特に、スマートフォンやPC部品が多く製造されており、それらが海外に輸出されて貿易黒字となっています。2014年以降、ASEAN諸国で、対米輸出は首位です。

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(グラフ引用:世界経済のネタ帳より)

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(グラフ引用:世界経済のネタ帳より)


日本も多大な投資
日本からも多業種が進出しており、キヤノンパナソニックNECオリンパス、ブラザー、デンソートヨタ、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ニトリ、味の素、エースコック、キューピー、グリコ、キリン、サッポロビール、ヤクルトなどが工場を構えます。三井石油開発がパイプライン整備、住友商事や丸紅が火力発電整備など、大型事業にも携わっています。国別の投資額は、日本が2017年、2018年トップです。


フロンティア市場からエマージング市場への格上げが期待できる
経済規模がまだ小さいことから、同じ新興国でもベトナムエマージング市場の下にあたるフロンティア市場に属しています。現在の経済成長を鑑みると、エマージング市場への格上げも時間の問題と言われています。エマージング市場に格上げされると、多くの機関投資家から投資資金が流入して株価を押し上げる要因となります。


米中貿易摩擦の回避地として特需
米中貿易摩擦が長期化して、その回避地としてベトナムが注目されています。2019年に入ってから、シンガポール、香港、台湾、韓国を中心とする海外企業がベトナムに工場移転して、特需とも言える状態です。2017~2018年は、国別の投資額は日本が1位でしたが、それ以上の投資を上記4ヵ国が行っている模様です。


配当課税無し
配当金に掛かる海外課税は無しです。高配当株を投資先とする投資家には嬉しいポイントです。


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ベトナム投資の注意点
外国人の保有比率に制限
外国人が49%までしか保有できない規制を設ける企業があります。よって、流動性が低く、株価が指値に達していたとしても、外国人の保有比率の制限にひっかかると約定しないこともあります。上限を撤廃した企業もあり、ビナミルクは外国人の保有比率の上限なしです。


ボラティリティが高い
新興国全般に言えることですが、ベトナムは特にボラティリティは高いです。ハイリスクハイリターンと言えます。


国や企業の成長に株価が比例しない
新興国全般に言えるリスクですが、国が成長しても、企業が成長しても、株価がそれらに比例して上がらないことがあります。


企業のガバナンスが低い
新興国ゆえのリスクですが、企業ガバナンスはまだまだ育っていません。とはいえ、日本企業は不祥事が続くなどしており、アメリカ企業に比べると日本企業のガバナンス高いとは言えません。


手数料と為替手数料が高い
SBI証券では、手数料が2%、為替手数料が約4%(為替レートにより変動します)です。往復では実質手数料が合計約12%にもなります。短期トレードには向いていません。


ETFのパフォーマンスが良くない
米上場のETFであれば、手数料は米株同様に安くなりますが、パフォーマンスが良くありません。外国人保有比率の制限によるもののようです。ETF分散投資したいところですが、今のところはお勧めできません。ゆえに個別株に投資することになります。


情報が乏しい
海外投資は情報が乏しいことがデメリットです。アメリカでも情報収集に苦労することがありますが、ベトナムは比ではありません。


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ベトナムの証券市場
ホーチミン証券取引所が2000年年7月にスタートしました。日本で言うところの東証1部です。
ハノイ証券取引所が2005年3月にスタートしました。日本で言うところの東証2部および新興市場です。
・売買単位は、ホーチミンが10株、ハノイが100株です。
・上場銘柄数は、ホーチミンが380、ハノイが379です。
時価総額は約16兆円と、日本のトヨタ1社にも満たない、小さな市場です。


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◆株価
ベトナムVN指数
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ベトナム株を見るとき、VN指数が使われます。日経平均株価のようなものです。ホーチミン証券取引所に上場の全銘柄から構成される時価総額加重平均指数です。ホーチミン証券取引所が2000年7月末に始まった当時は上場数がたったの2社でした。2005年には41社でした。

大きく増えたのは2006年です。WTOに加盟および外国人保有比率上限の49%への引き上げにより、大手国有企業が上場して193社となりました。この時にVN指数が大きく上げていますが、ベトナム国民の間で株式投資ブームが起きてバブルが発生しました。そのときに日本人投資家も参入して、さらにバブルを煽りました。その後、バブルははじけて、リーマンショックも発生して大幅に下落しました。

そして、近年、再び2006-2007年の水準に戻しています。上場数は380社です。国有企業の民営化の加速、民間企業の上場により、また高度経済成長もあり、株式市場が成長することを期待します。



◆まとめ
新興国ですからハイリスクハイリターンは理解する必要があります。しかしながら、ポートフォリオのど真ん中ではなくサテライトとして、5年ないし20年を単位とした長期スパンで、ベトナムという国や企業の成長ストーリーに投資する価値はあると思います。日本の昭和の高度経済成長期のような株価成長を期待しています。まずは、ペトロベトナムガス(時価総額5位)に投資しましたが、秋にビナミルク(ベトナム乳業、時価総額4位)に投資を予定しています。


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投資判断は自己責任にてお願い致します。


関連記事です。
先進国、日本、新興国の年間リターン(10年間)を比較すると、新興国が意外に強く日本以上のリターン。
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インド投資の魅力と展望と銘柄紹介
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