おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)

おけいどん(桶井 道)がセミリタイア適温生活と投資について綴ります。現在は時短社員、2020年12月末にアーリーリタイア予定。投資(分散投資という名のもと世界の株を収集)、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。メディア掲載:ダイヤモンドZAi2020年10月号、日経マネー2020年1月号、日経新聞電子版2020年5/4号・5/6号・9/1号。

●地銀再編は菅政権の国策も、投資妙味が無いと思う理由

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。


投資の世界には、「国策は買い」という言葉があります。菅政権の国策になるだろう銘柄に資金が流入しています。それは、地方銀行です。


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これまで、地方銀行は、異次元の金融緩和が継続される副作用で体力がそがれ、構造的な問題となってきました。菅さんは9月2日の記者会見で「地方の銀行について、将来的には数が多すぎるのではないか」と述べ、さらに翌3日の記者会見では「再編も一つの選択肢になる」と述べました。

菅さんは、元から官房長官として、地方銀行の再生に力を入れてきました。地方銀行経営統合や合併について、独占禁止法の適用除外とする特例法がその成果です。独占禁止法を所管する公正取引委員会地方銀行を所管する金融庁の見解が分かれ、菅さんが省庁を超えた調整にあたり、2020年5月に成立させました。年内に施行されます。

この先、地方銀行の再編が進むことでしょう。それを見越して、地方銀行の株価に動きがあります。


例えば、福島銀行は9/2の始値が155円で9/7には310円まで、一気に2倍になりました。島根銀行も9/2の始値が590円で9/7には755円まで30%も上げました。同じく、筑波銀行も168円から258円で54%も上げました。

これは、菅氏の公約に、地方銀行の再編があるからですね。



「国策は買い」とは言えども、果たして、地方銀行への投資に妙味があるのでしょうか?フィンテック、キャッシュレスの流れ中、超低金利下でもあり、銀行はオワコンとも言われています。国債発行残高から見て、マイナス金利ないしゼロ金利は10年以上続くでしょう。成熟国となった日本ではかつてのような金利にはもう戻りません。メガバンクは海外に活路を見出していますが、国内の一地域でしか営業しない地方銀行は厳しさは増すばかりです。果たして、合併することで浮上できるのでしょうか?

合併するメリットは、コストカットやスケールメリットが上げられます。重複部門、特に管理部門の人員整理、システム統合によりコストカットが可能です。これにより効率化がはかれます。また、銀行の規模が大きいほど営業力も強くなると言えます。

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ここで、過去に合併した銀行を見てみたいと思います。①徳島銀行香川銀行大正銀行は2016年4月にトモニホールディングスに、②池田銀行泉州銀行は、2010年5月に池田泉州銀行に、それぞれ1つの銀行になりました。業績を見てみましょう。果たして、合併の効果はあるのでしょうか?


トモニホールディングス
決算期 経常収益 経常利益 純利益 一株利益[単位:百万円、一株利益のみ単位:円]
2017年3月 71,494 / 16,326 / 25,810 / 159.3
2018年3月 72,641 / 16,386 / 11,158 / 68.6
2019年3月 73,286 / 16,213 / 10,163 / 62.3
2020年3月 71,033 / 11,378 / 8,136 / 50.6


池田泉州ホールディングス
決算期 経常収益 経常利益 純利益 一株利益[単位:百万円、一株利益のみ単位:円]
2017年3月 103,065 / 20,668 / 12,210 / 39.6
2018年3月 111,612 / 14,206 / 8,395 / 25.7
2019年3月 97,303 / 9,698 / 6,139 / 18.4
2020年3月 88,221 / 4,946 / 3,943 / 11.4


これを見ると決して業績は良くありませんね。トモニは3年前に比べて一株利益が1/3になっています。池田泉州は1/4強になっています。池田泉州は大阪が本拠ですので、都会ですらこの状況です。

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ここで、地方銀行から別の業界に目を向けてみましょう。

例えば、自動車では、日産と三菱(とルノー)の連合が、トヨタに追いつきましたか?例えば、百貨店では、そごう西武が高島屋阪急阪神百貨店に追いつきましたか?

勝ち組同士の合併は、シナジー効果が現れます。より成長するきっかけになります。しかしながら、勝ち組ではないもの同士が合併しても???あえて、投資先としてそこを選びますか?投資妙味を感じますか?

僕okeydonは、地方銀行の経営は、たとえ合併しても厳しさはそんなに変わらないと思います。銀行がセクターとして厳しいなか、国内のその地方でしか営業しない地方銀行が稼げるとは思えません。稼げる社会情勢は微塵も見えません。



結論として、僕okeydonは、地方銀行の再編が国策だからと言って、地方銀行に投資妙味は感じません。じり貧になる株価が底割れしない程度に維持されるくらいにとどまると思います。最近、株価が上がったのは単なる思惑買いですね。この先も、思惑買いや金融相場による株価上昇は見られるかもしれませんが、その域を出ないでしょう。業績相場にシフトすることはないと思います。あえて、投資先として地方銀行を選ぶ理由は見つかりません。



投資判断は自己責任にてお願いいたします。



今日も何事にも適温でまいりましょう。



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