こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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僕okeydonは、投資歴20年以上になりますが、いろんな投資セミナー、資産運用セミナーに出席します。毎月2〜7本くらい出席しますが、初心者向けに出席することもあります。ときには初心に返ることも必要だと思うからです。プロ野球選手が素振りをするように、「型」は大切です。
最近も、複数のセミナーに出席しましたが、うちの2本が初心者向けでした。うち1つの資産運用セミナーで、強烈に感じたことがあります。一定の金融リテラシーを持っていないと、ときには危険だと。
その資産運用セミナーは、クレジットカード会社が主催し、ファイナンシャルプランナー会社を講師に迎えて、保険会社が共催するというものでした。そのクレジットカードは高所得者が多いことから、一定のお金を持った客層のなかから投資初心者が集客されていたんだろうと想像します。
セミナーの流れは・・・
②政府はインフレ目標を2%に置いている。
③定期預金は金利が0.01%とインフレに勝てない。
④日本株はバブルをピークにそのときの株価を更新できない。
⑤アメリカ株はリーマンショックで下がりはしたが、ずっと右肩上がりで成長している。
僕は、ここで、アメリカ株を勧めてくるのだろうと思いました。初心者向けとはいえ、なかなかいい流れ!って思いました。しかし、それは違いました。
⑥株は数年で何倍にもなることがある。しかし、事前に何倍になると分かるものではない。下がるものもある。上がりもするけど下がりもするので、株で生活しようと思わないこと。楽しむ程度ですること。
⑧利回りがいいアメリカ国債がおすすめ。けど、銀行に行っても売ってない。どこで売ってるのか?
⑨保険会社では、外貨建て保険を販売している。それはアメリカ国債で運用している。だから、この外貨建て保険を買うことでアメリカ国債に投資ができる。
⑩今日のセミナーは、保険会社にも来てもらっているので、この後 個別に保険会社と相談ができる。
そんな流れでした。正直、僕okeydonは、よくできた話(皮肉)だなと思いました。外貨建て保険を、保障を含めて「保険」として説明するのなら、まだ有りだと思います。「保障」を必要とする人もいるでしょう。しかし、アメリカ国債への投資手段として説明されていました。
そこで、セミナー終了後に、個別に質問しました。
僕:アメリカ国債に投資することが目的ならば、外貨建て保険とETFでどう違うのか?個人的には、ETFの方が手数料がさほどかからない、保険は手数料が高くて、途中解約したら解約返戻金がカットされるデメリットがあると認識している。(実際にはやわらかい口調で)
答え:ETFって何?という方が大半です。そういう方 向けとして外貨建て保険を通じてアメリカ国債に投資することをお勧めしている。
僕の心の声:だったら、なぜアメリカ国債のETFがあることをセミナーで紹介しないの???
その後、会場内を見渡すと、保険会社ブースに行って個別相談している方がおられました。大丈夫なのかな?一定の金融リテラシーがないと危険だなぁと感じました。
高所得者が多いクレジットカード会社が、それなりにお金があって投資初心者を集客する
↓
ファイナンシャルプランナーが講師となり、外貨建て保険を紹介する
↓
会場内に保険会社の個別相談ブースがある
あなたなら、どう感じますか?
追記 投資セミナーの全てが危険というわけではなく、有益なセミナーが多くあるということを付け加えておきたいと思います。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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