こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
今日は、日本株の受渡日のルール変更について綴ります。7月はルール変更に、4月はイレギュラーに注意しましょう。
ルール変更のことと共に、配当金や株主優待に大切な権利付き最終日、権利確定日、権利落ち日についても触れながら説明していきたいと思います。
権利確定日とは、配当金や株主優待をもらう権利が確定する日のことです。例えば、3月決算の銘柄ですと、3月の最終営業日の株主名簿に掲載されている株主が配当金や株主優待の対象となります。その「株主名簿に掲載される日」イコール「権利確定日」です。
では、配当金や株主優待を貰うためには、3月の最終営業日に対象企業の株を買えばいいのか?それは違います。株主名簿に掲載されるまで日数を要するのです。その要する日数ですが、現行は株を購入後に3営業日を要しますが、2019年7月16日以降は2営業日に短縮されます。
権利付き最終日とは、現行は権利確定日の3営業日前、2019年7月16日以降は権利確定日の2営業日前となります。決算月のこの日までに株を買えば、配当金や株主優待を貰えるということになります。
権利落ち日とは、権利付き最終日の翌営業日のこと。この日の朝一番に保有株を売却しても、配当金や株主優待を貰うことが出来ます。
どうルール変更されるのか?先ほど触れた通りですが、改めてご紹介します。
株式等の受渡日が、現行は購入(投資)から3営業日となっていますが、2019年7月16日以降は2営業日に短縮されます。このルール変更は、配当金、株主優待、損だしに影響してきます。
(図引用:日本証券業協会の資料より)
配当金や株主優待を貰うためには、権利確定日に株を保有しておくことが必要です。先程 触れましたように、2019年7月16日より、株式等の受渡は購入から2営業日後となります。つまり、逆算すると権利確定日の2営業日前となる権利付き最終日までに株を購入しておく必要があるということになります。
そして、年末に行なう損だしも、2018年までは大納会の3営業日前までに行なう必要がありましたが、2019年以降は大納会の2営業日前までとなります。
※損だしとは、1年間の株売却益(譲渡益)に対する税金を節税する方法です。具体的な方法は過去に記事にしましたので、文末にリンクを入れます。
期日が短縮されますので、投資家にとっては、機会が増えるということで、マイナス要素はないと思います。
2019年3月以降の権利確定日を一覧にしておきます。皆さんの配当金生活の優待生活の参考になれば幸いです。
【2019年 権利付き最終日 一覧】
3月 3/26(火)
4月 4/23(火) ※今年のゴールデンウィークは10連休ですので、権利確定日も早まります。
5月 5/28(火)
6月 6/25(火)
7月 7/29(月)
8月 8/28(水)
9月 9/26(木)
10月 10/29(火)
11月 11/27(水)
12月 12/26(木) ※大納会の2営業日前が損だしの最終日です。
配当金や株主優待を貰うためには、決算月の権利付き最終日までに、株を購入しましょう。売るならその翌営業日(権利落ち日)にしましょう。年末の損だしは、大納会の2営業日前までに行ないましょう。
ニュースソースの日本証券業協会の資料をリンクしておきます。
http://www.jsda.or.jp/shiraberu/minasama/content/leaflet.pdf(リンク)
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ルール変更日等が変わることもあるかもしれませんので、最終的には皆様ご自身で改めてご確認頂きますようお願い致します。また、当ブログのご利用により、いかなるトラブルや損失・損害等が発生した場合でも、管理人okeydon(おけいどん)は一切の責任を負わないものとします。
関連記事です。
損だしの方法について。
okeydon.hatenablog.com