こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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過日、父が退院して、新たに介護施設に入居しました。これまでの介護施設「小規模多機能」は、自宅介護との両立を目的とする介護施設でしたが、このたび完全に入居する形の介護施設へと住処を移しました。
ここで、これまでの経緯を整理します。
父の難病は当初なかなかわかりませんでした。父が何かおかしいと感じて、複数の病院に行こうとも、老化だろうと診断されました。その後、何かが明らかにおかしいと思い、大きな病院で検査をして、難病が発覚しました。
どこまでが手伝いで、どこからが介護で、そんな線引きは難しいですが、私は長年父を支えてきました。父の会社は20代からずっと手伝っていましたが、父の調子が悪くなるにつれ手伝う量が増えて、やがて父に代わって会社を切り盛りして、廃業にも導きました。私生活でもサポートすることが日ごとに増えました。当時はこれを介護とは思っていませんでしたが、今から思い出すにもう介護は始まっていました。親が介護を必要としていることを、認めたくない自分がいたのだと思います。
父の会社のことも、父のことも、最後までみようと思っていました。父の会社は無事に整理したものの、介護の現実は甘くなかったです。「したい介護」と「できる介護」は違うのです。
医学的知識が必要な要素が増えてきたため、これ以上の自宅介護は父の命が危険となり、介護施設への入居を決断しました。24時間看護士さん/介護士さんが常駐する施設です。
父の介護施設まで、複数の交通機関を乗り継ぎ、徒歩も含めて、1時間ほど要します。それでも、遠い方ではなく平均的なようです。
介護施設を探すにも、なかなか空きがなく、理想の介護を受けられて、自宅から近い第1希望は、1年待ちと厳しい現実がありました。
介護施設は希望とかではなく、空きがあるところに入ることになる...専門家さんから、そのように聞いていましたが、その通りでした。
理想の介護体制とか、家から近いとか、新しい施設とか、24時間看護体制とか、訪問診療ありとか...すべての希望が叶うことはまずありません。
気軽に通える距離ではなくなってしまいましたが、それでも面会には行くつもりです。父との残された時間はそう多いとは思えません。いつ命が燃え尽きるのか...今日明日のようには見えませんが、高齢者ゆえ急変などもあるかもしれません(もちろん、そんなことが起こってほしくはありません)。後悔のないようにしたいです。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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