こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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KDDIが、昨日、2023年3月期の決算発表を行いました。この記事では、概略を書きます。
◆2023年3月期の概況
(KDDI決算資料より引用。以下同様)
売上は5兆6718億円(前期比+4.1%)、営業利益は1兆757億円(同+1.4%)と、増収増益です。過去最高益を更新しました。
エネルギー事業収入や金融事業収入の増加が貢献しました。非通信の育成が進んでいますね。
◆2024年3月期の業績予想
売上予想 5兆8000億円(前期比+2.3%)
営業利益予想 1兆800億円(同+0.4%)
増収増益予想ですが、営業利益は微増です。期首予想ですので保守的であると思われ、上乗せが期待できる...と願いたいところです。
◆株主還元
2024年3月期の配当予想を、5円増配の140円としています。配当性向は43.7%です(2023年3月期は43.5%)。
個人的に、10円増配を期待していましたので、正直がっかりです。とはいえ、業績予想からしたら5円増配は妥当、無理は禁物です。
そして、22年連続増配には貫禄を感じます。こちらを評価すべきですね。
さらに、3000億円(上限)の自社株買いも発表しました。発行済株式総数 (自己株式を除く) に対する割合は4.26%です。取得期間は、2023年6月1日~2024年5月31日とされます。
◆まとめ
22年間にも渡り、増配を続けていることは、大きく評価できます。そして、僕は営業利益率の高さも評価しています。2023年3月期は、18.97%でした。
参考に、NTTの営業利益と比較しましょう。NTTは現時点では2023年3月期の決算を発表していませんので、決算予想の数字で見ます。
営業利益率(予想)は、14.44%です。これも立派な数字ですが、KDDIはNTTを上回っています。
人口減少の日本ではありますが、データ通信量は増加することが予想されています。よって、通信には未来があり、かつ非通信を育成していることも評価できます。
投資判断はホールドとします。長期保有で、投資額に対する配当利回りを上げていきます。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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