こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
Follow @okeydon
三菱商事が、2023年3月期の決算発表をしました。この記事では概略を書きます。
◆2022年度結果概況
(三菱商事の決算発表資料より引用。以下、同様)
2022年度は、2年連続の過去最高益を更新し、1兆円に初めて乗りました。純利益は1兆1807億円です。
配当は、直近予想の通り180円です。
◆2023年度見通し
2023年度は、減益予想で、純利益9200億円としています。
資源価格が落ち着くと見ているようです。期首目標としては保守的に組むのは当然だと思いますので、違和感はありません。妥当といえます。
◆セグメント別利益
三菱商事に投資するうえで、純利益の多くを金属資源が稼ぐこと、その次に天然ガスも多いことは理解しておく必要があります。
2023年度は、金属資源が、前年比でマイナス1413億円の予想です。金属資源の純利益は、2022年度4393億円から2023年度2980億円となっています。
今期の業績は、ここが鍵を握りそうです。
◆株主還元
2023年度の配当予想は、20円増配で200円です。増配率は11.1%です。
また、キャッシュフローの動向等を踏まえた機動的な追加還元も、引き続き検討としています。
2022年度も追加してくれましたので、2023年も期待しましょう。
合わせて、自社株買いも発表しています。3000億円(上限)と、発行済み株式数の6.0%にあたります。取得期間は2023年5月10日〜12月31日です。
◆まとめ
期首から20円増配で200円配当の予想を出したことは評価していいと思います。自社株買いも3000億円と大規模です。
さらには、追加還元も匂わせるところに、さすがは王者の貫禄を感じます。
僕は、以前からずっと、株価5000円、配当金200円と言い続けて来ましたので、そのときがやってきて感慨深いです。
三菱商事は、僕の国際的なポートフォリオのトップに君臨しています。全80銘柄ほどあるうちで、唯一、8桁の評価額がある銘柄です。投資判断は変わらずホールドです。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事
伊藤忠商事2023年3月期決算発表
okeydon.hatenablog.com
ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。