こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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三菱商事が、昨日(5月8日)14時に、2020年3月期の決算発表を行ないました。
結果は、2019年11月6日に公表していた業績見通し(連結純利益)をクリアしました。
(資料引用:三菱商事決算資料より、以下同様。)
業績見通しでは、連結純利益5200億円とされていましたが、結果は5354億円と、154億円プランオンです。
見通しをクリアしたことから、配当金は予定通り、1株あたり132円と、前期に比べて7円増配となりました。
総合商社では、丸紅が減配を発表していたことから、三菱商事に減配はなくとも増配中止はあり得るのではないかと心配していましたが、杞憂に終りました。さすがは、三菱商事です。
特筆すべきは、今期予想は新型コロナの影響が読めず未公表としながらも、「累進配当政策」は維持され、2021年3月期の配当予想を2円増配の134円とされていることです。IR資料に太字で累進配当と書かれていることから、三菱商事の株主還元への強い意志を改めて感じました。
今期は新型コロナ禍のなか業績拡大はなかなか見込み辛いところですので、自社株買いによりEPSを向上もしくは少なくとも維持することで、増配戦略を取ると思われます。
これは、不透明な環境でも財務基盤を維持しており、事業ポートフォリオの環境悪化への耐性が備わっているからでしょう。増配を継続していますが、配当性向は30%台と無理はありません。
(配当性向、2019年3月期は33.6%、2020年3月期は37.9%)
三菱商事は、株価を維持する努力をしていると、僕okeydonは評価しています。
ただ、懸念事項もあります。市況予想のなかの、ドル円レートの想定レンジが1ドル110円とあります。これはちょっと円安に評価しすぎではないかと気になります。
僕okeydonは、これまで買付リストに三菱商事をリストアップしてきましたが、決算発表を鑑みて、それを維持します。現在、僕okeydonの国際ポートフォリオ1位ですが、週明けにさらに追加投資する予定でおります。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
三菱商事の分析記事です。
okeydon.hatenablog.com
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