こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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投資先企業より、続々と株主総会招集通知が届いています。
今日は、そのうち、僕okeydonのメイン投資先の1社である三菱商事の株主総会招集通知を読んだ感想を綴ります。
1 まずチェックすべきは株主還元のあり方です。
第1号議案に、2019年3月期の配当は15円増配の125円とあります。13.6%増配は充分な数字ですね。
さらに、今後の課題として、「定量目標・資本政策」に、配当方針が記述されています。
二桁ROEのさらなる向上を目指します。配当は「累進配当」を継続し、配当性向は将来的に35%程度に引き上げていくことを目指します。
とあります。
累進配当政策をはっきりと宣言していることは株主として安心します。累進配当政策とは、減配せずに増配していく配当方針です。つまり、業績が悪い場合でも前年配当は維持し、業績が良い場合には増配するということです。
具体的な見通しとしては、令和3年度に、純利益9000億円、配当性向35%、配当金200円前後とあります。
現行より60%増配になる訳です。現在の株価(2019年5月31日終値)は2833円ですから、配当金が200円となりますと、配当利回りは7.06%になります。相当な魅力ですね。
ほかに、自社株買いをすることで、総還元性向を向上させることも記述されています。
2 次に、株主還元の裏付けとなる、成長戦略もチェックします。
2019年4月に再編された、10からなるグループで、収益を上げていくということになります。
より具体性のある記述は、中期経営戦略2021を参照してください。
www.mitsubishicorp.com
また、参考に、2016年度決算で赤字となりましたが、これは金属部門が銅価格の下落を受けて銅鉱山の資産価値を見直すなどで巨額の減損損失を計上したことによるものです。創業以来初めての赤字決算でした。再発防止のため、その原因となった資源と非資源のバランスの見直すことを経営方針にて示されています。
3 最後に、議案の賛否を考えます。
僕okeydonは、株主としての権利として出来るだけ議決権行使を行なっています。総会に出席することもありますし、そこで質問したこともあります。多くは葉書による議決権行使ですが、株主として、声をしっかり届けることは大切だと思います。
第1号議案 剰余金の処分の件
第2号議案 定款一部変更の件
第3号議案 取締役選任の件
第4号議案 監査役選任の件
第5号議案 取締役賞与支給の件
第6号議案 取締役報酬枠改定の件
第7号議案 対象取締役に対する中長期株価連動型株式報酬の導入の件
第8号議案 監査役報酬枠改定の件
取締役は、しっかりと役割を果たして、しっかりと結果を残してくれるのであれば、億単位の報酬を得ても構わないと僕okeydonは思います。結果にコミットするのであればです。三菱商事の業績や株主還元については、特に文句もなく、期待しかありません。
この先も、メインの投資先については、特に、株主総会招集通知にしっかりと目を通すつもりです。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
参考記事です。
三菱商事の銘柄分析
okeydon.hatenablog.com