こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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今日は、ETFについて。
ETFをご存知でしょうか。
東京証券取引所が2017年9月に発表したETFに関する市場調査によると、ETFの認知度はわずか26%、これを投資家に絞っても認知度は約半数とのこと。さらに、実際にETFを保有している人はわずか2%、保有経験のある人を加えてもたったの4%だそうです。
というわけで、ETFの認知度が意外と低いことを知り、記事に取り上げることにしました。
ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。
なんだか難しいな、プロが扱う金融商品なんじゃないの?!保有者も少ないもんね!と思われてしまうかも知れませんが、むしろ投資初心者の方が投資の入口として使って欲しいと、僕okeydonは思います。
事実、アメリカでは全取引高のうち約40%がETFです。個別株と同様に普通に取り引きされています。
では、ETFがどんなものか掘り下げていきます。出来るだけ分かりやすくするために難しい言葉は省きます。
ETFとは、株式、債券、REIT、通貨、コモディティ(金、銀、プラチナ、石油など)などの市場全体、あるいは特定の国・地域やセクター(業種)など複数の企業や金融商品をひとつにまとめて運用されている、いわば「セット売り」金融商品です。
※実際には、指数に連動するものですが、ここに触れると難しくなるので省きます。
ETFに投資することで、セクター(業種)や国・地域などに自動的に分散投資が出来るのです。広範囲に分散されているためリスクが軽減されます。
また投資信託とは異なり、ETFは株式市場でリアルタイムで売買が可能で、売買手数料や信託報酬(メジャーなものでも0.04%〜)も低くなっています。そして、分配金が入りますが、タコ足配当はありません。
メリットをまとめますと・・・
1 1銘柄に投資するだけで広範囲に分散投資が可能
2 低コスト(株とは違い信託報酬が掛かりますが、許容範囲内です)
3 商品が多種多様
4 株と同様にリアルタイム売買が可能
5 分配金にタコ足配当はない
一言で言えば、ETFは株と投資信託のいいとこ取りです。
「株式投資を始めるにも、どの銘柄に投資すればいいのか分からない」、「投資先企業の決算とか調べるのが面倒だ」、「初めての投資なので低リスクな銘柄を選びたい」、「短期間で大きく儲けなくてもいい。ローリスクで長期的に少しずつ儲けたい」という方に向いていると思います。
投資の神様とも言われるウォーレン・バフェット氏は、自身の死後に備えて、妻に「資金の90%をS&P500(アメリカ企業上位500社に分散投資出来るETF)に投資せよ」という言葉を残しています。
僕okeydonは、ポートフォリオに複数のETFを保有しています。分かりやすくするために、ざっくり説明します。
◆日本上場(=日本株取引口座で売買可能)
・1557 S&P500:アメリカ企業上位500社に分散投資
・1555 上場インデックスファンド豪州リート:オーストラリアを中心としてREITに分散投資
◆アメリカ上場(=外国株取引口座が必要)
・VYM:米国の高配当銘柄に分散投資
・VIG:米国の増配銘柄に分散投資
・VHT:米国のヘルスケアセクターに分散投資
・PFF:米国の議決権が無い高配当な優先株式に分散投資
・SPYD:米国のS&P500銘柄のうち高配当80銘柄に均等で分散投資(米REITが1/4を占めます。)
・EPI:インド企業に分散投資
・EWM:マレーシア企業に分散投資
9銘柄保有するだけで、国・地域分散、セクター分散、企業分散など広範囲に分散投資が可能です。外国株取引口座があれば相当数のETFに投資が可能ですが、日本株取引口座だけでも海外に投資するETFを含めいろいろとあります。
リスク軽減のために、分散投資は必須だと思います。ポートフォリオのなかに、ETFを混ぜてみられてはいかがでしょうか。
最後に、投資判断は自己責任でお願い致します。
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