こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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僕okeydonは、単行本でも、メディア掲載でも、ブログでも、Twitterでも、投資の出口戦略の重要性を語ってきました。
あまり語られないテーマですが、投資はお金の増やし方よりも、取り崩し方のほうが難しいと思います。
にも関わらず、あまり語られないのは何故でしょうか?
この記事では、(1)これまで投資の出口戦略が語られなかった理由、(2)おけいどん式出口戦略を記述します。
◆これまで投資の出口戦略が語られなかった理由
これまで、投資の出口戦略が語られなかった理由は次のように考えます。
(1)退職金が充実していた
(2)公的年金が充実していた
(3)平均寿命が今の世代に比べ短かった
(4)個別株しかなかった世代
(5)投資していたのは富裕層が多い
(1)退職金が充実していた
(2)公的年金が充実していた
(3)平均寿命が今の世代に比べ短かった
この3つにより、寿命まで投資なくとも逃げ切れた、ということだと思います。
そして、(4)個別株しかなかった世代
出口戦略を語るにも、個別株しかなかった世代ですから、個別株を取り崩すのか、高配当株から配当金を得るのか、このどちらかしかなく、話題にならなかったのだと思います。
さらには、(5)投資していたのは富裕層が多い
今でこそ、非課税制度が整い、若者の多くが投資していますが、我々(私はアラフィフ)の親世代で投資していたのは、富裕層が多かったと推察されます。
富裕層には、出口戦略など必要ありません。
これらを一言で表すと、そもそも...投資と言われても響かない世代が多かった。投資をしなくても人生を生き抜けた。株式投資をしているのは富裕層だった。ゆえに、出口戦略の必要性もなかったのです。
◆これからは出口戦略を考える必要がある
それに対して、これからの世代は...
(1)退職金は昔ほどない
(2)公的年金も昔ほどない
(3)平均寿命が伸びて長寿化する
(4)個別株だけではなく投資信託やETFなど金融商品は多く、米国株やリート、外国債券など種類も増えた
(5)非課税制度が整い、20代から投資が身近になった
これら理由から、投資の出口戦略を考えねばならない時代になりました。
増やしたお金を、どう取り崩していくか? 老後に、これを失敗すると、立て直す年月がもうありませんから、出口戦略は失敗できないのです。
個別株、投資信託、ETFを売るだけでしょ? 投資信託の自動取り崩しサービスを使えばいいじゃない?...と思われるかも知れませんが、それは今の年齢で判断能力があるから、簡単に考えてしまうのです。
80代にもなると、判断能力は衰えます。人間は必ず老います。そのとき、今のように正確な判断が出来なくなるのです。投資信託の自動取り崩しサービスも、再設定など必要になることもあるでしょう。そのとき、正確な判断ができるか? 正確な操作ができるか? そもそも、再設定が必要であることに気がつくのか?
僕の父は80代になり、投資判断が困難になって、投資家を引退しました。とても寂しく思いましたが、それが老いるという現実なんです。
◆おけいどん式出口戦略
僕の投資の出口戦略の答えは、ETFの分配金を、生活費に充てる...ということです。これなら売却を要しませんから、ほったらかしで済みます。
年齢とともに個別株をETFに入れ替えていきます。そして、ETFから入る分配金と公的年金で、老後の生活をする計画です。
投資の出口戦略、考えてみませんか?
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ETFをゴリゴリに推すものではなく、ETFと投資信託のメリット、デメリットを、正直に比較しています。
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今日も何事にも適温でまいりましょう。
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