おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●FIRE2年、退職前に感じた不安は具現化したか?

こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。


FIREして2年が経過しました。いろんな角度から、FIRE2年の記事を書いています。

この記事では、退職前に感じていた不安は具現化したのか?...について書きます。




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◆先に直感から

退職前に感じていた不安はFIREしてから2年で具現化したのか?

その問いに対する答えは、「退職前に感じていた不安って、何だったかな???」...すぐには思い出せないのが正直なところです。

つまり、何も不安は起こってないということなのでしょう。直感では、このような答えになります。


◆遡って不安に感じていたことを確認

過去に、マネー現代の連載で、退職前に感じていた不安を綴っています。

どんな不安を抱いていたのか、確認してみましょう。


(関連記事:マネー現代 コラム連載)
gendai.media


マネー現代のコラムで、FIREへの不安について、次のように書いています。

1 暇で仕方がない、時間がすぎない
2 やり甲斐のない生活に楽しさがあるのか
3 所属がなくなると不安だ
4 承認欲求が枯渇するのではないか
5 人間関係の変化についていけるのだろうか
6 仕事しないことが寂しくなるのではないだろうか
7 家族が納得するか
8 会社の人にどう思われるか心配
9 平日ぶらぶらする世間体が気にならないか
10 社会貢献の不足感とどう向き合うのか
11 リタイア後の生活が描けない
12 また働きたくなったときに仕事が見つかるのか
13 資産が減ることにメンタルが耐えられるか
14 仕事を通じての運動量がなくなり健康維持はできるのか
15 不安が新たな不安を呼び続けないか


こんなにも不安を抱いていたのですね。これは、FIREを目指す方なら、多少なりとも感じる不安ではないでしょうか? 実際に、相談に乗ったこともあります。現状維持バイアスとの戦いなんだと思いますね。


◆15の不安に対する答え

この15の不安に対して、FIRE2年時点での答えを、ひとつずつ綴ります。

1 暇で仕方がない、時間がすぎない
介護、家事、執筆、投資、子ども食堂...暇ではないです。ただ、取材の仕事が途切れて、単行本の準備もなくて、コラム連載の原稿を先々まで書き終えてしまった場合に、刺激がなくて「暇感」が出てしまうことは、ときどきあります。とはいえ、時間がすぎないようなことは皆無です。


2 やり甲斐のない生活に楽しさがあるのか
やり甲斐は自分で作るものですね。
子ども食堂で子どもたちの笑顔に接することはやり甲斐を感じます。物書きとしても、単行本を2冊も出せたことはやり甲斐を感じます。投資で成功していることもそうですね。


3 所属がなくなると不安だ
子ども食堂という組織に所属しています。宝島社さんから2冊の単行本を出しましたから、雇用されてはいないものの所属感のようなものはあります。Twitterでのフォロワーさんとの交流もある意味で所属です。


4 承認欲求が枯渇するのではないか
子ども食堂では、課題事項をひとつひとつクリアして、市役所から感謝されました。1月と2月に書いたコラムがYahooニュースランキングで1位を取りました。FIRE2年で資産が2000万円ほど増えていることも大きいです。


5 人間関係の変化についていけるのだろうか
何も感じません。むしろ、マイナスの人間関係がなくなりストレスがなくなりました。


6 仕事しないことが寂しくなるのではないだろうか
物書きという仕事をしてますから、これも皆無です。子ども食堂は、収入はないからボランティアですが、仕事ですね。


7 家族が納得するか
介護、家事をしてますので、家族間でFIREに関しては何ら問題ありません。むしろ、「会社を辞めてくれてありがとう」と言われます。


8 会社の人にどう思われるか心配
何も感じません。むしろ、会社に残った皆さんのことが心配です。コロナ禍では、業績が下がり、最悪時 株価が半分になったほど窮地でした。


9 平日ぶらぶらする世間体が気にならないか
お向かいさんは自営業で平日がお休みですし、お隣さんはミュージシャンで平日のお昼間にぶらぶらされてます。お互いに、そんな気にすることはないですね。

世間体が悪いという言葉をたびたび耳にしますが、世間体などなく、自分の心のなかに作り出したもの、現状維持バイアスの塊だと思います。


10 社会貢献の不足感とどう向き合うのか
子ども食堂ベトナム投資、単行本出版やコラム連載などが、僭越ながら、また微力ながら社会貢献になっていると思っています。


11 リタイア後の生活が描けない
やりたいことを仕事にしてます。


12 また働きたくなったときに仕事が見つかるのか
今は、やりたいことを仕事にして在宅ワークをしています。外で働ける気はもうしませんが、いろんな形の仕事があるでしょう。


13 資産が減ることにメンタルが耐えられるか
資産は増えました。当時は、相場により減ることもあろうと思っての不安でしたが、今の軟調相場にも不安は皆無です。

日本株が堅調なことがあってのものでしょうが、コロナショックの全面安のときも、そんなに不安はなかったです。リーマンショックの経験で耐性が付いてますね。


14 仕事を通じての運動量がなくなり健康維持はできるのか
問題はこれのみ! 認めます。健康維持だけが問題です。とはいえ、深刻なモノではないので不安というより「課題」と思っています。

中性脂肪の数値悪化
脂肪肝の入口
筋力の低下
骨密度が基準以下

改善すべく、筋トレ、ストレッチ、ウォーキング、食生活の改善に取り組んでいます。正直、ウォーキングがなかなか満足に出来ていませんので、この秋冬の歩きやすい気候の間に、しっかりとやらねばと思っています。


15 不安が新たな不安を呼び続けないか
退職前には、この不安が確かにありました。不安に思う事項を考えていると、次から次へと不安が浮かんできていましたね。

今は? FIREに関する不安は皆無です。


◆本当に不安は何もないのか?

不安は皆無ではありません。FIREに関する不安がないだけで、それ以外の不安ははっきりとあります。

持病から回復できるのか?
両親の体調がどうなるか?
介護をやり切れるか?
シニアマンションへの引っ越しは可能か?

これは嫌味には取らないで頂きたいのですが...お金を使う能力にさえ不安があります。自分も家族も健康でないと出来ないことが多いということです。


とはいえ、誰しも不安のない人などいません。今を受け入れつつ、今を幸せに生きつつ、将来も不安にならないように準備したいですね。あれこれ、将来のことを不安になることで、今を楽しめなくするようなことにはしたくないです。

お金の不安がないだけでも、これまで労働、節約、貯蓄、投資の歯車をしっかりと回してきた自分を褒めたいですね。

老後も、お金を理由で諦めることのないよう、まだまだ資産形成は継続します。不安が芽生えないためにはお金の準備は大事なことです。


◆FIRE前にクリアすべきことは3つだけ

FIRE前は誰しも不安でいっぱいになる傾向になるようです。僕自身がそうでしたし、退職前に相談に乗ることも複数回ありました。

不安=現状維持バイアスと考えていいと思います。
大丈夫! なんとかなります。ただし、次の3つは退職前に解決してください。

1)お金の問題
資産額だけではなくキャッシュフローも大事です。配当金を得るなど、資産が減らない体制が理想ですね。5億円もあれば話は別ですが、お金が減る生活はメンタルに良くないでしょう。

2)家族からFIREの同意を得る
ある日いきなり会社を辞めると、家族間で不和になる元です。これはお金の問題だけではないです。時間をかけながら、合意形成しましょう。

3)会社員としての自分に納得できるだけ、仕事で達成する
退職してから、会社員としての自分に誇りを持てることも大事だと思っています。そのためには、仕事をやり遂げた感を持つことが大事です。それは、役職でも良い、年収でも良い、仕事内容でも良い...人によりますね。

もし、逃げるように辞めると、のちに劣等感のようなものを抱きながら生きることにならないかと。ただし、健康上の理由があるときは、この限りではなく、すぐに辞めてください。


◆関連記事

FIRE2周年の感想
okeydon.hatenablog.com




今日も何事にも適温でまいりましょう。



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