こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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2022年になってから、不安定な相場が続いています。
コロナ、ロシア・ウクライナ情勢も要因ですが、主な要因は、米国の利上げになります。
この記事では、利上げをすると、なぜ株価が下がるのか? について書きます。
初めに、利上げとは何か? 利上げとは、中央銀行が政策金利を引き上げることです。日本は金融緩和がまだ継続されますが、米国をはじめ世界各国は金融の引き締め、利上げに動いています。
利上げが必要な理由は、物価が継続的に上昇しているからです。加速するインフレを抑制することが目的です。
では、利上げすると、もしくは利上げが見込まれると、なぜ株価は下がるのでしょうか? 株価が下がる理由は2つあります。
1)企業の収益が悪化する
2)投資家のお金が株から預金に移行する
ひとつずつ解説します。
1)企業の収益が悪化する
金利が上がると、企業の借入金に対する利息の支払いが増えるため、収益が圧迫されます。さらに、企業は新たな借入れがしにくくなり、新たな設備投資が出来なくなります。それら要因によって、売上や利益が減るため、株価が下がるというメカニズムです。
2)投資家のお金が株から預金に移行する
金利が上がると、株より安全な預金へ資金を移す投資家が増えます。リスクを取って株を持たなくとも、預金でもそれなりに金利がつくからです。株が売られると当然、株価は下がります。
そんな訳で、利上げが継続される見込みですから、当面は不安定な相場は続くでしょう。
今はインフレ、景気循環ですから仕方がないですね。逆にいえば、次に不景気になったときに金融緩和を行うためには、今 金融の引き締めをしておくことが必要なのです。
投資は長期視線で行いましょう。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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