こんにちは、okeydon(桶井 道/おけいどん)です。
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僕okeydonは、米国投資においては、為替レートをそれほど気にしません。為替の動きを乗り越えるだけの株価成長が期待できるからです。
対して、豪州投資においては、為替レートを強烈に気にします。円安豪ドル高のときに投資した場合に、為替を乗り越えるだけの株価成長が期待できないからです。
この5年間の豪ドル円の為替レートを見てみましょう。1豪ドル=64〜89円で推移しています。64円というのは、コロナショックの数字です。通常は74〜89円のレンジです。そこには、20%ほどの幅があります。
この20%が豪州投資には重たいのです。
さて、豪州個別株といえば、成長株というよりも、REITを含む高配当株が主流です。よって、キャピタルゲインよりインカムゲイン狙いの投資になります。
円安豪ドル高のときに仕込むと、為替レートの動きで、含み損を抱えるリスクがあり、また配当利回り(日本円換算)も下がります。2度、まずい投資ということになりますね。
具体的な数字を例示しながら解説しましょう。
A社株を10豪ドルで、為替レート1豪ドル80円のときに投資したとしましょう。配当金は1豪ドルとします。この場合、日本円換算すると、A社株に800円で投資したことになります。配当金は1豪ドル=80円で、配当利回りは日本円換算で10%です。
ところが、1年後に、為替レートが1豪ドル70円になったとしましょう。
株価に変動がなくとも、A社株の評価額は日本円換算で700円になります。1株あたり100円の含み損です。為替レートを乗り越えるためには、14.3%の株価成長が必要になります。
配当金も、1豪ドル=70円になりますね。配当利回りは、日本円換算しますと、投資額に対して8.75%とずいぶん低下します。
このように、豪州投資する場合、為替レートの動きと株価成長のポテンシャルおよび配当金を、天秤にかけて計算する必要があります。
豪ドルで投資する方はごく少数派でしょうが、日本円で例えば豪州リートに投資するケースも同じことがいえます。
もっとも、長期投資で配当金を得ていくならば、トータルリターンはプラスになるでしょう。それでも、為替レートには注意が必要です。
このように、豪州に限らず、外国株投資においては、現地通貨では儲かっていても、日本円換算すると損しているケースがあるということを頭におく必要があります。
なかでも、新興国投資では、かなり注意が必要です。通貨安傾向が強くあるからです。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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