おけいどんの適温生活と投資日記(アーリーリタイア、世界高配当・増配株投資)

アーリーリタイア ブロガーおけいどん(桶井 道)が適温生活と投資について綴ります。2020年10月末にアーリーリタイア。投資、節約、節税、銀行との付き合い、親孝行、ホテル、スイーツ、サンカーなど。メディア掲載:日経トレンディ2021年2月号、ダイヤモンドZAi2020年10月号、日経マネー2020年1月号、日経新聞電子版2020年5/4号・5/6号・9/1号。仕事のご依頼は、問い合わせフォームからお願いします。

●優待投資の行く末、すかいらーく株はどうなる

今日は、okeydon(おけいどん)です。


9月11日、すかいらーく株が暴落しました。前日比9.68%もの下落です。

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これは、9月10日の引け後に、株主優待制度の改悪を発表したことが要因です。

株主に配布されるお食事券の額が、これまでより減額となります。100株保有で6000円だったのが4000円に、1000株以上で69000円だったのが34000円に、33〜50.7%もの減額となります。お食事券は現金に準ずる、つまり配当金に準ずるものですから、実質的には減配のようなものですね。これまで、優待投資家のなかで幾度となく優待の改悪が懸念されていましたが、現実のものとなりました。



遡ると、配当金も減配された経緯があります。2018年12月期まで38円配当でしたが、2019年12月期は19円配当と、実に50%もの減配です。2020年中間配当は見送られ、期末配当は未定とされます。



コロナだから仕方がないじゃないか!という声もあるかと思います。お食事券の改悪についてはそれも大きな要因でしょう。2020年度配当が未定なのもしかりです。

しかしながら、コロナの影響が出たのは2020年3月以降ですから、12月決算のすかいらーくにとり、2019年度決算にはコロナの影響は何もないのです。何が言いたいとかと申しますと、2019年度の減配にはコロナは全く関係ないということです。


ここで、2019年度決算を確認してみましょう。( )内は前年同期。単位は百万円。

売上高 375,934(366,360)
営業利益 20,562(22,857)
当期利益 9,487(11,438)
当期包括利益 9,753(10,521)
希薄化後一株利益 48.04円(57.95円)

これは厳しい決算です。営業利益が前年比10%超えの減少です。一株利益に至っては17.1%減少です。これでは38円配当の維持は困難ですね。



不調は一時的なものなのでしょうか?さらに、遡って確かめてみましょう。

決算期 売上高/営業利益/当期利益/一株利益[単位:百万円、一株利益のみ単位:円]
2016年度 354,513 / 31,249 / 18,213 / 93.6
2017年度 359,445 / 28,103 / 16,926 / 86.4
2018年度 366,360 / 22,857 / 11,438 / 58.0
2019年度 375,394 / 20,562 / 9,487 / 48.1

売上高は成長しているものの、営業利益も、当期利益も、一株利益も右肩下がりです。これは儲からない体質です。



次に、2020年度の期末配当はどうなるでしょうか?2020年2月13日に発表された「剰余金の配当に関するお知らせ」によると、『2020 年 12 月期配当につきましては、引き続き成長投資に利益を充当するため、「調整後当期利益 の 30%」を目標に安定的な配当を実施する計画です。』とあります。

2020年8月13日に発表された、2020年第2四半期の決算報告によりますと、第2四半期の成績は次の通り。( )内は前年同期。単位は百万円。

売上高 139,066(187,485)
営業利益 ー18,080(11,097)
四半期利益 ー18,928(5,358)
四半期包括利益 ー18,791(5,064)
希薄化後一株利益 ー95.83円(27.14円)

通期の業績予想は未定、配当金も未定とあります。


また、2020年8月13日のリリース文によりますと、今後のマーケット環境について、

緊急事態宣言解除後も、大都市、特に客数の多い山手線内圏のオフィス街、繁華街、都内の観光地は、在宅勤務や大学授業のリモート普及などによる外出控え、インバウンド減少の影響を依然強く受けております。全体の売上としては、6月下旬まで緩やかに回復していましたが、第2波の到来で地方都市にも感染が拡大したことにより、消費性向が悪化しております。感染拡大の影響は今後も継続するとみており、店内飲食の売上が完全に回復するには相当な時間がかかると考えています。

とあります。


これら数字やリリースを見て、さらに新型コロナウィルスの流行状況を鑑みると、2020年度決算は、決して楽観視できる状況にはないと、僕は思います。

『2020 年 12 月期配当につきましては、引き続き成長投資に利益を充当するため、「調整後当期利益 の 30%」を目標に安定的な配当を実施する計画です。』という言葉を額面通りに捉えると、四半期時点での希薄化後一株利益がー95.83円であることからも、無配転落が予想できます。


2021年以降は、withコロナのなか、どのような対応を取るかが焦点となります。

同じく8月13日のリリース文によりますと、2021年以降の業績回復を見据えた取り組みとして、

新型コロナの感染拡大により消費者の動向は大きく変化しており、外食に求める価値も変化しています。大変厳しい経営環境は続くと考えられますが、新しい生活様式での消費者ニーズを的確に捉え、当社の経営資源である店舗網および生産拠点を活用し、今後の収益改善のための対策に着実に取り組んでまいります。

とあります。

具体的には、①宅配・テイクアウト売上の最大化、②既存店の経営資源の最大活用(1つの店舗に2つのブランドを展開する「複合業態」)、③新たな販売チャネルへの進出(バーミヤン商品をガストにて販売、ECサイトでの販売など)、④withコロナで求められる商品・サービスの提供、⑤コスト・投資の抜本的見直し、⑥ お客様と従業員の感染防止対策を徹底、この6つです。



すかいらーくグループは、日本を代表する外食企業として、是非とも復活して欲しいと願います。



話を優待投資に戻します。

投資というのは、まずは本業が儲かるのか?成長するのか?財務状況に無理はないか?優待を無理してないか?配当を無理してないか?

また、不調ならばどう打破するのか?そのプランは有効なのか?

それらを見る必要があります。見極める必要があります。優待の品物だけに目を向けては絶対にいけません。優待を貰って得したように思っても、投資元本が減額しているならば、それは得でもなんでもありません。むしろ、損してます。

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僕okeydonは、優待投資を元から否定的な目で見ています。まずは銘柄分析して、投資に値する銘柄が結果的に株主優待制度を設けている、そういう優待投資なら問題ないとは思います。しかしながら、優待に飛び付いては絶対にいけません。投資の原点に戻りましょう。



投資判断は自己責任にてお願いいたします。



今日も何事にも適温でまいりましょう。



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