こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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投資家として、2020年に最も気にしなければならないイベントといえば、米国大統領選挙でしょう。日本株のみの投資家でも注目すべきイベントですし、米国株投資家には尚更で、資産に強く影響するでしょう。
この記事では、両氏の公約について比較します。各種報道よりまとめました。そして、選挙と株価の行方に関して述べます。
◆トランプ氏公約
●経済
①10ヶ月で1000万人の雇用創出
②生産拠点を中国から米国に戻した企業に減税
③米国生産する企業に減税
④減税による手取り賃金の引き上げ
⑤中国への依存を終わらせる
⑥キャピタルゲイン課税を最高税率20%から15%に引き下げ
●外交
①公平な貿易協定
②コロナに関し中国に完全に責任を負わせる
③米軍が海外基地を置く外国諸国に負担増を求める
●軍事
①軍事力拡大
②世界各地より米軍撤収
●コロナ
①新型コロナのワクチンを2020年末までに開発
②2021年にコロナより正常化
●国内
①薬価の引き下げ
②警察予算の増大と警察人員強化
③不法移民に対する福祉サービスの中止
◆バイデン氏公約
●経済
①4年以上で1000万人の雇用創出
②環境、インフラ、ITへの3兆ドル規模の重点的な投資
③低所得層の住宅取得および子育てを税優遇
④政府調達で米国製品を優先
⑤巨大IT企業や富裕層への増税
⑥最低賃金の引き上げ
⑦所得税の最高税率を37%から39.6%に引き上げ
⑧法人税を21%から28%に引き上げ
⑨キャピタルゲイン課税を最高税率20%から39.6%に引き上げ
●外交
①貿易協定の変更には慎重な姿勢
②パリ協定に復帰
●軍事
①軍事費拡大に慎重姿勢
②同盟関係を重視、協調路線
●コロナ
①検査および追跡を徹底
◆選挙と株価の行方
この公約に対して、世論調査では支持率はバイデン氏がトランプ氏をリードしていますが、経済政策の評価ではトランプ氏がリードしているとも報道されています。
前回、2016年の大統領選でも、世論調査では、民主党のクリントン氏が優勢とされましたが、蓋を開けるとトランプ氏が勝利した経緯があります。
経済に強いというのは、大統領を選ぶ上で大きな要素と言えるのでしょう。この4年間で、NYダウは高騰し、コロナ禍を除くと失業率は過去最低まで下げました。この実績は大きいでしょう。
ただし、当選すれば2期目となるトランプ氏は、3期目がないことから次の4年間は再選を意識した政権運営は必要なく、この4年間ほど株価に忖度しない可能性もあります。
キャピタルゲイン課税の方針が180度異なり、バイデン氏が当選すれば、莫大な含み益があるだろうハイテクセクターの株が利益確定のために一気に売られるリスクを感じます。
今回の大統領選の行方はどうなるのでしょうか?そして、その結果、株価はどう動くのでしょうか?投資家として目が離せません。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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