こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
Follow @okeydon
DMM.com証券が米国株の取引手数料を完全無料化するというニュースです。これに投資家界隈がにぎわっていますね。ネット証券各社が最低取引手数料を撤廃してから、いろんな流れがありますが、これは歓迎すべきことです。
ネット証券各社の米国株の取引手数料をまとめておきたいと思います。
SBI証券 0.45%(税別、以下同様)、最低手数料なし、上限手数料20ドル
楽天証券 同上
マネックス証券 同上
サクソバンク証券 0.20%、最低手数料5ドル、上限手数料15ドル
DMM.com証券 無料
これまで、取扱銘柄数と取引手数料のうえでは、サクソバンク証券が有利でした。しなしながら、特定口座に対応しておらず、我々素人には使いにくい印象がありました。
よって、読者の皆さまにおかれましては、SBI証券、楽天証券、マネックス証券を利用されている方が多いと思います。
そこに、今回DMM.com証券が取引手数料を無料化するということです。特定口座に対応していますので、取引手数料が無料になると一気に優位になったように見えますね。しかしながら、米国株をする上では、手数料だけではなく、為替手数料も確認する必要があります。そして、ドル取引が可能か、配当金をドルで口座に保管できるかも重要なポイントです。そのあたりをDMM.com証券に問い合わせてみました。
その結果をまとめると・・・
①取引手数料は無料である。⇒同社の強みになります。
②取引は円貨で行なう。為替手数料は1ドルあたり0.25円である。⇒取引に伴う為替手数料は業界平均です(SBI証券は住信SBIネット銀行を利用すると1ドルあたり0.04円)。ただし、取引が円貨となるのはマイナスポイントです。
③配当金は円転して入金する。その際の為替手数料は1ドルあたり1円である。⇒配当金にかかる為替手数料は1ドルあたり0.25円ではなく1円になります。これは率にするとおよそ0.9%にもなります。配当金がそれだけ目減りすることになります。
④ドルで口座に置いておくことはできない。⇒取引(売却)の度に、配当金をもらう度に、円転されて、為替手数料が発生するということになります。
僕okeydonは、高配当株/長期投資/配当金再投資を投資戦略としています。ドルで投資して、ドルで配当金を貰い、そのドルを再び投資するというルーティンです。従いまして、取引が円貨、配当金受領も円貨、そのたびに為替手数料が発生するというのでは、取引手数料が無料とはいえ利用するのは厳しいです。
キャピタルゲインを目的として頻繁に売買する投資家には、取引手数料が発生しないのは有難いでしょう。ただし、円貨での取引になりますので、必ず為替手数料が発生し、それが実質的に「手数料」となります。
無配成長株に長期投資する投資家には、有利と言えそうです。
どこの証券会社が良い、悪いということはなく、自身の投資ルールに合わせて証券会社を選べば良いと思います。各社の強みをいいとこ取りする形で、例えば高配当株はSBI証券、無配成長株はDMM.com証券、珍しい銘柄はマネックス証券など、複数の証券会社を利用する手もあります。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。
1度のクリックでは画面がブログ村に移動しない場合があります。そのときは、2度クリックして頂けますと画面が移動して、投票が反映されます。ご協力よろしくお願い致します。
にほんブログ村