年金支給額は減る方向です。それを心配する声が多くあります。また、今の年金受給世代を羨む声もします。それは分からなくはないですが、今の年金受給世代が現役の時代にはなかっ制度を国は用意しました。それもまた事実です。
こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
Follow @okeydon
年金支給額は、マクロ経済スライドによって、減額される方向です。それは人口減が落ち着くであろう100年後まで続くとされています。国としては、ない袖は振れない、かといって年金保険料額を上げるにも限界があります。よって、マクロ経済スライドが導入されました。
年金受給世代(65歳以上)人口と、現役世代(20〜64歳)の人口比率は、1990年 1:5.1、2010年 1:2.6です。それがさらに、2030年 1:1.7、2060年 1:1.2 になる予想です。これが目を逸らしてはいけない現実なんですね。
従いまして、年金受給額は、減額されます。今の現役世代を直撃します。
それを憂う声が多く聞かれます。怒りの声、諦めの声もあります。しかしながら、年金支給額が減額する方向である一方で、国はしっかりとそれを補う制度を整えています。それは、今の年金受給世代が現役のときにはなかった制度です。そこにクローズアップすれば、令和の生き方についてヒントが見えてくるのではないでしょうか。
それは何か?
①iDeCo、NISAの創設、②働き方改革、副業・兼業の推進、③保育所無償化の3つです。
①iDeCo、NISAの創設
国は、iDeCo、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAを創設しました。国はただ単に自助努力を国民に押し付けているのではなく、そのための制度をしっかりと設けているのです。これら制度を利用すると、非課税で、または節税しながら投資が可能になります。投資期間が長くなりますから、その恩恵は少なくはありません。勉強もせず、現実も知らずに、投資はギャンブルだとか言っている場合ではありません。
そして、日本株投資はもちろんですが、ひと昔前は全く情報が得られなかった米国株投資をするにも、証券会社のセミナー、投資本、個人ブログなど情報に簡単にアクセスできる時代になってもいます。さらには、ETFといった簡単に分散投資が可能な金融商品もたくさん出ています。今の年金受給世代にはなかったものです。
②働き方改革、副業・兼業の推進
国は働き方改革を推し進めています。副業や兼業を促進するガイドラインを設けて、企業に副業可能とするよう働きかけています。収入の複線化をすることによって、収入増になります。
③保育所無償化
女性の社会進出を支えるべく、保育所の無料化が、この10月より導入されます。同時に保育所の数も増やすことで、絵に描いた餅にならないよう国は予算を振り分けています。一人で働くよりも、夫婦共働きする方が資産形成は加速度的に進みますね。
高齢化、少子化、人口減に向かうなか、国民は新しい生き方を自ら作り上げていかねばなりません。そのために、国は国民が自助努力するための制度を設けています。昭和時代、平成時代の記憶は払拭して、令和時代をどう生きるのか、国民一人ひとりが立ち上がるときが来ています。新しいスタンダードを作るのは国民一人ひとり、つまりあなた自身なのです。国が、国が、と思いがちですが、自分自身も、あなた自身も、国の一部に他なりません。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
ねんきんネットで、年金見込み額が試算できます。
okeydon.hatenablog.com
国民年金はいい金融商品と言い切れます。
okeydon.hatenablog.com
厚生年金は結構頼りになります。
okeydon.hatenablog.com
ブログ村に参加しています。宜しければ応援クリックをお願い致します。
1度のクリックでは画面がブログ村に移動しない場合があります。そのときは、2度クリックして頂けますと画面が移動して、投票が反映されます。ご協力よろしくお願い致します。
にほんブログ村