こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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政府は、韓国を、「ホワイト国」から除外することを、昨日(8月2日)閣議決定しました。時事問題として取り上げたいと思います。
この「ホワイト国」とは何か?
大量破壊兵器や通常兵器の開発に使われる可能性のある物や技術の輸出を行う際に、経済産業大臣への届出および許可を受けることを義務付けられています。それに対して、政府が優遇措置を与えている国を「ホワイト国」と呼びます。 ホワイト国には、必要最小限の規制に留め、事務手続きを軽減するなど、輸出の効率性を優先しています。
もちろんのことですが、ホワイト国を経由したホワイト国以外の国への迂回輸出は認められません。例えば、韓国が日本から輸入した兵器開発に転用できる物や技術をホワイト国以外に再輸出するのは禁止です。
このホワイト国を含めて、4つの区分があります。
1 ホワイト国
2 非ホワイト国(一般国)
3 懸念国
4 武器輸出禁止国
政府は、高度な輸出管理体制を備えていると認めた27ヵ国のみをホワイト国に指定しています。
ホワイト国の指定を失うと、食品や木材を除いた ほぼ全ての品目で日本からの輸出の際に個別審査を求められます。輸入しようとしている国にとっては、審査や手続きが厳しくなり、煩わしくなります。
では、そのホワイト国とされる27ヶ国を見てみましょう。
オーストリア
ベルギー
ブルガリア
チェコ
デンマーク
フィンランド
フランス
ドイツ
ギリシャ
ハンガリー
アイルランド
イタリア
ルクセンブルク
オランダ
ノルウェー
ポーランド
ポルトガル
スペイン
スウェーデン
スイス
イギリス
アメリカ
カナダ
オーストラリア
ニュージーランド
アルゼンチン
(韓国)※今回除外
このリストから分かるように、ホワイト国指定は、アジアでは韓国だけでした。親日国の台湾やベトナム、先進国のシンガポールでさえも、非ホワイト国なのです。
韓国をホワイト国から除外して非ホワイト国にしましたが、一般国の扱いに戻しただけのことなのです。それは、シンガポールと同じ並びに過ぎません。特別なこと、敵対的なことではありません。
報道によりますと、韓国は、北朝鮮と取引している可能性があるため、ホワイト国から除外することは当然の流れでしょう。
また、外交は相互主義であるべきですから、これまでの韓国政府の動きを鑑みますと、日本政府として これ以上 静観するというのは、間違ったメッセージを送ることになりかねないと思います。隣国同士で、とても残念なことです。
隣国同士、信頼関係を回復して、仲良くできる日が来ることを祈るばかりです。さらには、韓国に限らず、アジア各国が、世界各国がホワイト国となり、自由に貿易できる平和な日が来て欲しいものです。
今日も何事にも適温でまいりましょう。