おけいどんの適温生活と投資日記(FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資、介護(父は要介護5、母はがんサバイバー)について綴ります。投資歴25年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。【メディア掲載/コラム連載】多数、プロフィールに記載。【著書】 3冊(FIRE本、米国ETF投資本、新NISA活用本、Amazonにて桶井 道で検索して下さい)【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●業績警戒!日産の配当はどうなるのか?高配当株でも中身に注意しよう

こんにちは、okeydon(おけいどん)です。


日産が、7月25日に、インパクトのある決算を発表しました。2019年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比12.7%減の2兆3724億円、営業利益が前年同期比98.5%減の16億円と過去最低となりました。前年同期の営業利益は1091億円ですので驚くべき減益です。また、営業利益率に至っては0.067%です。
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業績を警戒して、日産の株価は3営業日連続で売られて、下落しています。7月24日の終値は781.60円ですが、7月29日には719.20円と、3営業日で約8%下落しました。日産は高配当で有名でしたが、5月に減配を発表して利回りが下がっていました。今回の株価の下げにより、配当利回りは再び5.56%と高配当となっています。


この先、自動車産業には、日米貿易交渉が待っています。8月初旬に貿易交渉の閣僚級会議が開催される予定ですが、来年に大統領選を控えるトランプ大統領は、国民にアピールするために自動車の貿易に関して日本に不利な要求を迫ってくるリスクがあります。


さらには、電気自動車、自動運転の時代へ移っていくなかで、ライバルとなるのは自動車会社だけではなくなります。IT企業もライバルになります。競争はこれまでと比較にならないほど激しくなります。
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以前から高配当として有名な日産ですが、取り巻く環境は順風だとは言えません。お家騒動の真っ最中で、傷ついたブランドを立て直すことが喫緊の課題ですが、個人的な感想としては平坦な道には見えません。
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話を日産から高配当株全般に移します。投資するときは、高配当だからと何も考えずに飛び付くことは避けましょう。一口に高配当と言いましても、業績が良く増配することから高配当を維持している銘柄と、業績が芳しくなくて株価を下げることで結果的に高配当になっている銘柄に分かれます。


高配当株に長期投資して、配当金をもらい続けるには、前者を選ぶ必要があります。後者はいつか減配するリスクがあります。特に、日本企業は、業績が悪化した場合、アメリカ企業に比べて減配するリスクが高いです。株主責任を取らされます。


また、例外として、業績は悪くなくとも投資家から不人気で株価を下げて高配当である銘柄もあります。株価が下げていることを理解の上でインカム狙いで投資するのならば、完全に否定はしませんが、キャピタルから見ると苦戦するでしょう。


僕okeydonには、他にもルールがあり、「不祥事銘柄には近寄らない」、「不祥事は売り」と決めています。保有銘柄が不祥事を起こすと自動的に売ります。ただし、事故はこの限りではありません。不祥事と事故は分けて考えています。不祥事を起こして株価が下がり、高配当になっているなら、近寄りません。いったん、不祥事を起こした企業は、連続して不祥事を起こす可能性が高いと見ています。不祥事が発覚するたびに株価が下がるのでは、付き合いきれません。


高配当だからと、中身を確認せずに飛び付くと火傷することになります。高配当株投資をする場合は、高配当である理由をしっかりと分析しましょう。
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今日も何事にも適温でまいりましょう。



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