こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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あなたは、銀行に行ったときに、それが目的ではないのに、銀行員から、いつの間にか投資信託の勧誘をされた経験はありませんか?過去から今に至るまで、僕okeydonにはよくあることです。
今回は、父が仕事で某銀行と仕事でやりとりしているときに、いろいろと勧誘されてきました。
初回は、父が単独でその銀行に行きました。父の用件は、手続きが細かくていろんな書類を用意せねばならず、互いに煩わしかったようです。煩わしいけど銀行に利益はほぼない用件で、父は多少負い目を感じていたかもしれません。時間が掛かってその日に出来る手続きが一通り終わったところで、「年金の受け取りを当行に変更して頂けませんか?」、「投資信託にご興味はありませんか?」と銀行員から勧誘されました。父は即答できずに、答えを保留して帰宅しました。世話になってるので、何かこたえてあげるべきかと悩んでいる模様でした。
2度目は、手続きを手伝うのと、勧誘を止めさせるために、僕okeydonも同行しました。この日も時間が掛かり一通り手続きを終えたところで、銀行員から勧誘が始まりました。
銀行員A「先日お願いしていました件はご検討頂けましたでしょうか?」
父「年金の受け取り口座を貴行に変更する件のことですか?」
銀行員A「左様でございます。」
僕「我が家の資産管理は僕がしています。口座を変更することで我が家に何かメリットはあるのですか?」
銀行員A「お米をプレゼントします。」
僕「父の年金は、◆◆銀行で受け取っていますが、定期預金に金利上乗せがあります。貴行ではいかがですか?金利交渉はできますか?」
銀行員A「金利の上乗せは承れませんが、お米をプレゼントします。」
僕「お米は、◆◆銀行の利息で買えますから、わざわざ変更するメリットはなさそうですね。」
銀行員A「それでは、投資にはご興味はおありですか?」
僕「相当興味があります。」
銀行員A「少々お待ち頂けますか?」
担当が変わり、銀行員Bとその上司の銀行員Cが、投資信託のパンフレットを持って、目を輝かせて、やる気満々での登場。
(銀行員BとCより名刺を出して自己紹介ののちに、勧誘が始まりました。)
銀行員B「投資にご興味がおありとのことですが、当行では沢山の投資信託を取り扱っております。」
(パンフレットを使っての説明)
僕「投資信託がたくさんあることは分かりました。僕は自分で日本、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、シンガポール、マレーシア、インド、オーストラリア、ハワイなど10カ国以上の株やETFに投資しています。購入手数料は最低600円程度〜0.54%ほどです。信託報酬は先進国の0.04〜新興国の0.8%です。低い手数料ですが、それなりのパフォーマンスに満足しています。貴行が取り扱う投資信託の手数料はどのくらいですか?」
(銀行員BとC、一気に戦意喪失。)
銀行員B「信託報酬は2%程度となっております。」
僕「信託報酬が2%となると、10年保有すると20%、20年で40%も元本が削られる計算になりますね。僕が投資しているETFと比較して信託報酬が最大50倍も違いますが、それだけのパフォーマンスがあるなら、考える余地はあります。いかがですか?」
(銀行員BとC、苦笑。)
僕「手数料が安くなって、パフォーマンスの良い投資信託が出てきたら、また考えますね。一応、パンフレットは頂いて帰ります。また自宅でじっくり見せてもらいますね。」
これで、2度と父に勧誘してくることはないでしょう。
事実、それ以降、その銀行には父が単独で行っていますが、用件だけが進められるようになり勧誘はピタッと止まりました。僕の知らないところで、父が手数料の高い金融商品を買わされないように、Mission complete!めでたし、めでたし。
後日、そのパンフレットを読んでみました。投資信託のひとつに、米国成長株に投資するタイプのものがあり、組み入れ先上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット、VISAとなっています。有名どころばかりですね。これに、購入手数料が約2.6%、信託報酬が約1.8%とあります。この銘柄群だったら、投資信託に頼らなくとも、個別株もしくはETFで買えますね。こんなに寺銭を払う意味が分かりません。
銀行員との議論は自己責任でお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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