こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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日米とも株式市場は冴えませんね。特に、日本株はもう上がらないのではないかという閉塞感さえ漂い始めています。
そこで、今日は、株価の決まり方をおさらいして、短期の投機的相場に焦らないで貰いたいと思います。
株価の決まり方は・・・
長期的には、株価は企業価値×人気・市場心理で決まります。つまり、EPS(一株利益)×PERですね。根本的に一株利益が上がらないと株価は上がりませんね。個別株に投資するにあたり、ここが一番重要です。
そして、短期的には、株価は需給で決まります。この需給は政治的リスク、地政学リスクなどに左右されます。
昨年の7月以降、トランプ大統領による米中貿易摩擦が起こってからというものの、完全に短期的な動きが前面に出てしまっています。需給で株価が崩れています。ヘッジファンドなど短期筋による先物の高速売買が株価に大きく影響しています。 AIが、トランプ大統領の発言を監視して、先物の自動売買を高速で繰り返して、株価を翻弄しています。彼らはそうして株価を急落させて、買い戻しては、利ざやを稼ぎます。そのルーティンです。ほかに買い手がいれば、もう少し穏やかな動きなのでしょうが、短期筋のみが暗躍(活躍とは言い難いですし、先物売買ですので、敢えてこう表現します。)するのが現在の株式市場です。
では、ほかに対抗馬は現れずに、延々とヘッジファンドの独擅場が続くのでしょうか。答えはNOです。先日、記事にしましたように(文末に、関連記事としてリンクします。)、今月末のG20開催中に米中首脳会談が行われて、米中はひとまず和解すると見通しています。これで、長期筋が株式市場に戻ってきて、相場が安定すると思います。その後、トランプ大統領は大統領選挙に向けて株価を上げることを意識するでしょう。それが、アノマリーです。
足元は、ヘッジファンドの高速売買からの株価急落に気持ちが焦ることもあろうと思います。しかしながら、その焦りから持ち株を売っては損することになります。先ほども書きましたように、ヘッジファンドは自動売買の繰り返しです。売って株価を下げ、どこかで買い戻して利ざやを取る、そのルーティンです。巻き込まれないようにしたいものです。
むしろ、僕okeydonは、米中貿易摩擦に関係の薄い銘柄が、政治的リスクで株価を下げたタイミングで、投資しています。長期的に株価は、EPS×PERで決まるからです。銘柄自体に問題がないのなら、政治的リスクによる短期的な動きは、いい押し目ということですね。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
政治的理由や地政学リスクで株価が下げたときに、正しい銘柄を買う。
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米中がG20で握手するのを待とう。そこからアメリカ株は最高値更新へ!
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