こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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投資先企業より、続々と株主総会招集通知が届いています。
今日は、そのうち、僕okeydonのメイン投資先の1社であるNTTドコモの株主総会招集通知を読んだ感想を綴ります。
1 まずチェックすべきは株主還元のあり方です。
株主還元方針として、「継続的な増配」と「機動的な自己株式の取得」による株主還元を加速させていきます。
とあります。
「株主還元を加速する」との表現が印象的です。ここまで力強く株主還元を宣言されているのは喜ばしいことですね。この力強さは、今年度が底で、しっかりと足固めをして、すぐに業績回復する自信の表れと受け取っています。
第1号議案では、剰余金の処分の件があり、前年比10円増の110円配当とされています。
参考までに、5月30日の株価(終値)は2515円ですので、配当利回りは4.37%です。この株主総会招集通知への記述はありませんが、2019年度は120円配当を予定しており、予想配当利回りは4.77%となります。
2 次に、株主還元の裏付けとなる、成長戦略もチェックします。
成長戦略は、三本の矢からなります。
①顧客基盤をベースとした収益機会創出
・+dの推進
「dポイント会員と法人パートナー拡大に注力。会員と法人パートナーをドコモを通じて結ぶことで、新たな価値を提供し、スマートライフビジネスと法人ビジネスなどの収益機会を創出。」とあります。実際に、僕okeydonも去年、dポイントカードに入会して、加盟店舗を少し意識して利用するようになっています。
・金融・決済事業の成長
「dポイント、d払い、iDを利用できる場所を拡大して、取扱高6兆円を目指す。」とあります。通話、通信以外からの収益を育てるということですね。
・法人ビジネスの成長
「多様なパートナーとソリューション創出により、収益1200億円を目指す。」とあります。先ほどと同様の感想です。
②5Gによる成長
5G、これなくして、ドコモの成長は語れないと思いますね。これは、また収益を生む機会だと思っています。
③お客様還元の実施とお客様接点の進化
・新料金プランによるお客様還元の実施
通話代、通信代、端末代の3つからなる、分かりやすい料金プランになりました。個人的な感想としては、思ったほど大胆な割引はなく、業績に多大な影響があるようには思っていません。
ドコモの新料金を分析した過去記事を2つリンクしておきます。
見積りを取り投資家としては一安心。
okeydon.hatenablog.com
どうすれば4割引になるか。
okeydon.hatenablog.com
・お客様の快適な体験
「混雑するドコモショップの待ち時間を半分にする。また、希望者には初期設定やデータ移行をサポートする。」とあります。これは大きいですね。格安携帯と差別化は必須ですが、技術面だけではなく、人と人によるサービス面も大きいと思いますね。
3 最後に、議案の賛否を考えます。
僕okeydonは、株主としての権利として出来るだけ議決権行使を行なっています。総会に出席することもありますし、そこで質問したこともあります。多くは葉書による議決権行使ですが、株主として、声をしっかり届けることは大切だと思います。
議案は3つ。
①剰余金の処分の件
②取締役選任の件
③監査役選任の件
議決権行使もそうですが、株主としての権利はしっかりと行使しています。株主通信などで、アンケートがある折には、累進配当政策の導入を希望する旨 記入するようにしています。株主としての要望を伝えることは大切だと思います。心の中で思っているだけでは何も伝わりませんからね。
この先も、メインの投資先については、特に、株主総会招集通知にしっかりと目を通すつもりです。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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