こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
Follow @okeydon
昨年の7月以降、トランプ大統領による対中関税発表のたびに株価が下げていますね。このところは概ね平穏な株式市場でしたが、5月6日(月)を境にまたもや様相が一変しました。これは前日5月5日(日)に、トランプ大統領が対中関税第3弾の発効を発表したからです。
NYダウの株価の動きを振り返りましょう。
【NYダウ】
5月3日(金) 26,504ドル
(5月5日(日) 対中関税を発表)
5月6日(月) 26,438ドル
5月7日(火) 25,965ドル
(5月10日(金) 対中関税が発効)
5月10日(金) 25,942ドル
5月13日(月) 25,324ドル
5月16日(木) 25,862ドル
5月17日(金) 25,764ドル
トランプ大統領による対中関税発表の8日後に反転してからは回復基調です。
これは過去に繰り返されてきたことですね。トランプ大統領のツイートで株価は下がり、しばらくしたら株価は戻す。さらには、高値更新するか、その近くまで上がる。政治的要因で株価が下げたときは絶好の押し目買いのチャンスです。
他に、この先、北朝鮮、イラン、ベネズエラなど地政学リスクが浮上する可能性もあります。そのときにも、株価は下げるかもしれません。しかしながら、これも押し目買いのチャンスです。
押し目買いのチャンス、こう繰り返しましたが、何でもいいわけではありません。言うまでもなく、正しい銘柄を選択する必要があります。
例えば、キャッシュレスは、米中貿易摩擦があろうと、地政学リスクがあろうと、関係なく成長する分野です。キャッシュレス化の代表銘柄はVISAですね。
NYダウとVISAの株価を比較してみましょう。
【NYダウ(左)とVISA(右)】
5月3日(金) 26,504ドル / 162.04ドル
(5月5日(日) 対中関税を発表)
5月6日(月) 26,438ドル / 162.28ドル
5月7日(火) 25,965ドル / 160.21ドル
(5月10日(金) 対中関税が発効)
5月10日(金) 25,942ドル / 160.71ドル
5月13日(月) 25,324ドル / 157.29ドル
5月16日(木) 25,862ドル / 164.87ドル
5月17日(金) 25,764ドル / 164.09ドル
これがVISAの強さです。NYダウはまだ回復できていませんが、VISAは10日間で株価がしっかりと戻していることが分かります。
他には、Microsoftのクラウドも米中貿易摩擦や地政学リスクに関係なく成長するでしょう。同じく株価を比較してみます。
【NYダウ(左)とMicrosoft(右)】
5月3日(金) 26,504ドル / 128.90ドル
(5月5日(日) 対中関税を発表)
5月6日(月) 26,438ドル / 128.15ドル
5月7日(火) 25,965ドル / 125.52ドル
(5月10日(金) 対中関税が発効)
5月10日(金) 25,942ドル / 127.13ドル
5月13日(月) 25,324ドル / 123.35ドル
5月16日(木) 25,862ドル / 128.93ドル
5月17日(金) 25,764ドル / 128.07ドル
Microsoftも強いですね。VISA同様の動きをして、10日間で株価は戻しています。
このように、政治的理由や地政学リスクで株価が下げたときに正しい銘柄を買う、つまり押し目買いをすることです。
せっかく正しい銘柄を保有しているにも関わらず、狼狽売りすることだけは辞めましょう。それでは、「投資はやはり損をする」と思い込んで、退場することになります。そら、株価が下げているときに売って退場すれば損するに決まってますよね。
株価は、短期では需給で動きますが、長期では企業価値で動きます。需給を見ながら短期売買することを完全に否定はしませんが、僕okeydonには難しく思えます。企業価値を見て一旦投資したら、その成長戦略が変わらない限りは放ったらかしにするのが楽です。
投資判断は自己責任にてお願い致します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
VISAの紹介です。成長株で増配継続です。
okeydon.hatenablog.com
マイクロソフトの紹介です。成長株で増配継続です。
okeydon.hatenablog.com