こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
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安倍政権からは、消費増税はリーマン級が来ない限り予定通りとの発言がまだ続いています。僕okeydonは、これを額面通りには受けていません。消費増税は延期されると見ています。
米中貿易摩擦を発端にして、日本経済は確実に成長が衰えています。
5月13日の内閣府の発表によると、3月の景気動向指数から国内景気の基調判断は6年2カ月ぶりに悪化となりました。米中貿易摩擦の影響で中国を中心に外需が低迷して生産や輸出が落ち込んだことが要因です。
この直前に、アメリカは対中関税第3弾を発効しました。この影響が、悪化している国内景気に対してさらにプラスオンされるというわけです。日本経済には確実にさらなる押し下げ圧力が掛かります。さらにさらに、アメリカは対中関税第4弾の準備も進めています。これでは日本経済はリセッション入りの危険性だってあるのではないでしょうか。
菅官房長官は、「中国経済の減速などから一部の業種で輸出や生産が鈍化しているものの、雇用や所得など内需を支えるファンダメンタルズはしっかりしている」と発言しています。経済成長が安倍政権の命綱とも言われていますから、そう簡単に景気後退を認めることはないとも思います。
しかしながら、僕okeydonは、たとえ景気後退局面が来ようとも、それは米中貿易摩擦が原因であり、アベノミクスの失敗では決してないと思います。日本企業はこれだけ稼ぐ力を取り戻したではありませんか。成長を諦めていた閉塞感が漂う時代に確実に終止符を打ちました。アベノミクスは成功ですよ。
話を戻します。もうひとつ、消費増税延期の理由を示します。日本は来月に大阪で開催されるG20の議長国です。世界経済に暗雲が立ち込め始めるなか、議長国として世界のリーダーシップを取らなくてはいけないのに、まさか消費増税ができるでしょうか?
この先、ひとつ注目しておくべきことは、明後日5月20日に発表予定の、1-3月期の実質国内総生産(GDP)でしょう。前期比年率で大きく落ち込めば、消費増税延期への判断材料となり得るでしょう。
自民党および安倍政権は夏の参院選をかなり意識していると思います。直近の補選では芳しくない結果に終わっています。消費増税延期は、選挙に最も有効なタイミングで発表するのではないかと、僕okeydonは見ています。消費増税延期について国民に真を問うため、衆参同日選もあり得るでしょう。
ということで、消費増税は延期!この10月の増税は無し!まさか上げないよね?!
今日も何事にも適温でまいりましょう。
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