こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
先月、アメリカ株配当金にかかる海外源泉税率の件で、とある証券会社といろいろとやりとりをしました。(解決済みですので、社名や詳細はここでは割愛します。)
証券会社との疑義やトラブルが起きた場合の対処法について、備忘録を作成しておこうと思います。勿論のことですが、できれば二度とこのようなことがあって欲しくはありません。
証券会社と何らかの件で疑義やトラブルが生じた場合の対処手順
1 証券会社に問い合わせ
まずは証券会社に問い合わせるのが筋です。この際、問い合わせは、記録に残るので、メールもしくはウェブ問い合わせフォームをお勧めします。感情的にならずに冷静に主張できますし、言い間違え、聞き間違え、記憶ミスが防げます。いきなり政府機関など第三者の力を借りるのは、完全に間違ってはいませんが、好ましい順序ではないと思います。
2 他社状況を調査
1の結果、満足いく回答が得られなかった場合、これは案件により、必要に応じてになりますが・・・
他社状況を調査して、広く現状を把握することが大切です。業界全体の問題なのか、取引している証券会社だけの固有の問題なのか、確認しましょう。
3 証券会社に再度問い合わせ
もう一度、証券会社に自分の考えを主張しましょう。少しでも「乖離」を埋めましょう。2の動きにより、他社が異なる状況なのであれば、それも申し添えましょう。
1〜3により疑義やトラブルが解消できなかった場合、ここで初めて政府機関など第三者の力を借りるといいでしょう。
4 消費生活センターに相談
証券会社との間に入り解決しては貰えませんが、アドバイスがもらえます。また、いったん第三者に意見を聞いてもらうことで、冷静になり論点が整理できると思います。そして、消費生活センターの記録に残り、全国的にシェアされ、同じような苦情が入ると何らかのアクションが期待できるかもしれません。消費生活センターは各市町村にありますので、訪問して書類を提示しながら説明できるのが利点です。もちろん、電話相談も可能です。
www.kokusen.go.jp
5 証券・金融商品あっせん相談センターに相談
4を飛ばして、こちらに相談しても良いと思います。
金融庁や法務省から認定を受けている団体で、株、投資信託などに関するトラブルの相談や苦情を受け付けています。証券会社との間に入り解決して貰えるかどうかは案件によるようですが、証券会社に顧客からの苦情を伝えて貰うことは可能です。僕okeydonはこちらに相談したことで問題解決が加速度的に進みました。
www.finmac.or.jp
電話窓口以外にウェブ相談フォームもあります。
www.finmac.or.jp
6 金融庁に相談
証券会社の監督官庁にあたります。こちらは僕okeydonは未経験です。今回の案件では、ここに至る直前に解決したからです。電話、FAX、郵送、ウェブで受け付けています。
www.fsa.go.jp
ウェブ相談フォーム
www.fsa.go.jp
7 弁護士に相談
6までしてダメだったら、弁護士への相談となっていくと思いますが、そうなると費用が掛かります。弁護士への相談料は1時間5000〜1万円が相場です。正式に紛争解決を依頼するとなると他に費用が掛かります。無料相談会もあり、そのときの相談は無料ですが、正式に依頼をするとなると やはり費用が掛かります。弁護士に依頼する場合は、費用対効果をしっかりと鑑みる必要があります。高額案件であれば、相談してみる価値はあると思います。弱者の味方となって親身に相談に応じて貰えると思います。
以上のような流れになると思いますが、出来ればもう2度とこういう機会がないことを祈ります。明るく楽しい投資ライフを歩んでいきたいものです。
関連記事です。
先月 実際にあった事案を記事化していますので、リンクしておきます。
●フィリップモリス配当金の外国源泉税率が10%に!?それとも0.3%?(証券会社各社に問い合わた結果) - おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)
●フィリップモリス配当金にかかる海外源泉税率は10%が正しいのか?政府機関に相談する場合 - おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)
●フィリップモリス配当金にかかる海外源泉税率の件、解決の方向へ - おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)
●SBI証券のフィリップモリス配当金にかかる海外源泉税率の件、完結編 - おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)
●SBI証券より電話/フィリップモリス配当金にかかる海外源泉税率への対応の件、その後 - おけいどんの適温生活と投資日記(セミリタイア、世界高配当株収集家)